2022年8月9日火曜日

第3076話 のみともさん いらっしゃい!

去年の秋、実生活に異変が起こった。
曲者の口車にハメられて
LINEというヤツに手を出したら
蜂の巣を突ついたような騒ぎ。
ヒドい目に遭った。

まっ、そのおかげで音信不通だった旧友と
レンラクを取り合うことも出来たんだガニ。
おっと、いけネ、またやらかした。
どうもカニグセがついちまった。

この日、15年ぶりで再会したのは
都立板橋高校の後輩・N々。
約20年前、グルメガイド執筆のため、
毎日・毎晩のように銀座に出没していた。

そのとき懇意になり、情報交換に努めたのが
クラブママのM子。
銀座でも10本の指に入る人気クラブである。
何たって日本中で一番美味いものを食べてるのは
銀座のホステスだからネ。
当時、N々はM子の配下の若手ホステスだったのだ。

俳優の松村雄基も板高の後輩で
J.C.より一回り下の卯年。
N々はそのまた一回り下の卯年。
3人揃って銀座で飲んだこともある。
3羽のうさぎが酌交に及んだのだった。

今回、N々の懐かしの便りもLINEを通じて。
金曜の昼下がり、御徒町駅前は吉池ビルの9階、
「吉池食堂」に上がった。
見晴らしがよく、居心地も快適で
女性とのランチスポットとして都内屈指である。

当夜、飲むダンナのために
ハンドルを握る予定の相方はソフトドリンク。
当方は当然のようにドライの中瓶。
久方ぶりのグラスを合わせた。

当店のイチ推しは北海飯。
ほぐした鮭&イクラ乗せごはんだが
特上を奮発するとカニ&ウニが加わるんだガニ。
これを食べたら誰しも舌鼓をポン、ポン、ポン。

あとは練辛子を添えた長茄子一本漬け、
ケチャップを添えたフライドポテト。
N々はデザートに移行していったが
J.C.はずっとビール。
2時間半で4本だからペースはスローだ。

話題はあちこちに飛んで尽きることがない。
そりゃそうだろう。
何かの弾みでダンナに紹介したいと言い出した。
「ダンナのお兄さんみたいになっていただきたいの」
「そうなのかい?」

結局は薬局、9月になったら
二人の愛の巣を訪れることにー。
たまたま住まいが同じ文京区、それも近所だしネ。
いずれにしろ、新たなのみともさんはウェルカム。
手駒が2枚も増えることになりました。

「吉池食堂」
 東京都台東区上野3-27-12御徒町吉池本店ビル9F
 03-3836-0445