2022年8月26日金曜日

第3089話 旧東海道に長崎の味

ビールとヴルストに満足し、新宿三丁目へ歩いて
都営新宿線に乗り、市ヶ谷下車。
靖国神社の脇を抜け、九段下の昭和館にやって来た。
理髪の予約までまだ時間がある。

この日は懐かしのニュースシアターに寄らず、
3階に上がって特別企画展。
「九段会館がみた昭和」と「お菓子の記憶」を
懐かしく楽しんだ。

隣りのスーパーで缶ビールを調達後、サロンへ。
K子チャンのコリアン・ハズバンドに
シャンプーされながら韓国料理談義に花を咲かせた。
40分で理髪終了。
かむろ坂下から大井町行きのバスに乗る。

京急・新馬場駅前で降り、
品川に向かって旧東海道を往く。
歩き始めてほどなく、
4人が店先に並ぶ町中華に差し掛かった。
4カ月前にも通った道筋、存在は認知している。
時刻は16時58分。
17時開店なんだろうな、後尾に付いた。

時報代わりの「夕焼け小焼け」が
商店街に流れるのと同時に「登龍」の扉が開く。
次から次へ客が詰め掛け、開店15分で満卓。
そんなに旨い店なのか?
メニューを開き、人気の一因が判った。
とても安いのだ。

豊富な品揃えの中、何種類かある焼きそばの
一番最初に長崎皿うどん(570円)があった。
初めと終わりで味わいが変化する皿うどんは好き。
ビールの友にも打ってつけだ。

神奈川寄りの品川区・大田区は
キリンの勢力圏らしく、中瓶は一番搾り。
サービスの煮含めたシナチクをアテに
飲みながら待つこと5分、長崎名物が着卓する。

豚小間切れ・白菜・玉ねぎ・にんじん・小松菜・
もやし・キクラゲのあんかけには
辛うじて小海老1尾とモンゴイカ1片。
本場の皿うどんに一味足りないのは
必須アイテム、かまぼこの不在が響いている。

そしてあんが緩いというか、
汁っ気が多いというか、ヤケにつゆつゆしい。
先日、白山下で食べた博多名物、
焼きラーメンみたいな感じだ。

久しぶりにビッグなフル・ポーションを平らげ、
腹いっぱいで固形物はもう入らない。
品川から山手線に乗り、立ち寄り先ならぬ、
立ち飲み先を思いあぐねていた。
今宵は新橋駅前にしましょうか?

「登龍」
 東京都品川区北品川2-4-16
 03-3450-0911