2023年7月24日月曜日

第3324話 コリアンタウンのナンバーワン

先日、白鶴を伴った、
東日暮里の昼カラ・スナック「K」。
三河島と鶯谷の間、尾竹橋通りに面してある。
コリアンタウンとラブホ街に挟まれているのだ。
当店で得た貴重な情報があった。

とある昼下がり、フラッと立ち寄ると
先客はオジさんとオバちゃん。
ママを交えて4人で談笑していたら
話題が焼肉に及んだ。

これはいい機会とばかり訊ねてみた。
「三河島で一番旨い焼肉店はどこ?」
一同、異口同音に応えたネ。
「モランボン!」
何だヨ、焼肉ダレのメーカーじゃんかヨ。
でも、これは行かねばと心に決める。

焼肉屋は独りでは寂しい。
あまり大勢だと騒がしくなるので
声掛けしたのは
いつもの飲み会のお局と後輩のN々夫妻。
みんな歓んでついて来た。

各自思い思いの飲みものでカンパ~イ!
一瞬、庄野真代のヒット曲が脳裏をよぎったが
浪花の小姑がウルサいのでやめとく。

宴は、白菜キムチ・オイキムチ・カクテキの
キムチ三兄弟で開幕を迎えた。
みんなしてポリポリ、パクパク食べ始める。

通した黒毛和牛はみな二人前づつ。
タンと上ハラミが塩。
上カルビとレバーはタレだが
レバーは夕方遅くにならないと
入荷してこないとのこと。

J.C.はあまり好まぬタンは1枚だけにして
ハラミ、カルビと食べ進めた。
地元の3人が推すだけあって水準は高い。

しばらく待ったものの、レバーは到着しない。
代替として上ロースをタレで追加した。
するとコレが本日のベスト。
キメ細やかな肉質にほど好いサシ。
ロースはパサつく店が多いなか、
「モランボン」のは一級、いや、特級品であった。

締めは冷麺(ネンミョン)。
アッサリとサッパリと仕上げてご満悦の4人。
谷中よみせ通りの行きつけスタジオに
三河島から日暮里までJR常磐線に1駅乗って
向かいましたとサ。

「モランボン」
 東京都荒川区東日暮里3-42-9
 03-3805-0889