2024年1月15日月曜日

第3449話 最初はグーな串かつで

日暮里駅のロータリーに面する「又一順」は
以前ほどではなくともちょくちょく寄る中国料理店。
その裏手にとんかつ屋があるのは認知しており、
未踏だったため、訪れてみた。

「とんかつ専門店 しみず」は
手前に湾曲したカウンター。
奥に4卓ほどのテーブル。
単身者はカウンターに促される。

本日のランチは串かつ定食。
コロッケやメンチかつなど1000円の定食が
ランチになると50円引きの950円となる。
本日のランチをドライ中瓶とともにお願いした。

ビールにはきざみタクアンがホンのちょっと付く。
皿にはわりと小ぶりの串が2本。
繊キャベに加え、トマト・きゅうり・レタスも。
あとは大根・にんじん・ごぼうの根菜トリオに
賽の目に切った豚バラがたっぷりの豚汁。
そしていかにも自家製の白菜漬け。

丁寧に作られた串かつがとても好い。
殊に少食派にはネ。
驚いたのは豚汁の豚肉の柔らかさで
どんなシゴトを施したのか、口どけがよろしい。
白菜漬けも漬かり加減が最高。
この2品だけをおかずに
ごはんがペロッと食べられるくらいなのだ。

翌週、ロースかつ定食(1200円)のために再訪。
悪くはないけれど、串かつが好すぎた。
でも、当店の一番人気はやはりこれで
客の半数が注文している。
このとき近くの客が通した、
かきフライが実に美味しそう。

そのまた翌週、3度目の来店。
狙いはもちろんかきフライ定食(1400円)。
揚げられる様子をつぶさに目撃していた。
かきを2個づつ抱き合わせ、
生パン粉をまとわせて油に投入。
遠目にもカラリと揚がっているのが判る。

フライは5つ盛られていた。
コロモがサクッと立ってグンのバツ。
いつも通りのキャベツ・トマト・きゅうり・レタスに
カットレモンが1片、そしてタルタルではなく、
特製マヨネーズが添えてあった。

最初はグーな串かつで始まった ” しみず通い ” 。
晩秋から早春にかけてはかきフライ。
そのほかのシーズンは串かつでキマリだ。
ただし、次回はオムレツ定食(1000円)に
トライする腹積もりでいる。

プレーンオムレツなんだが
豚汁と白菜漬けがあるから
独りで食べてもこわくない。

「とんかつ専門店 しみず」
 東京都荒川区東日暮里6-60-10
 03-3806-6678