交差する駒沢陸橋近くに
「華空間」なる中華料理店あり。
駒沢大学から大岡山へ走る、
クルマの車窓から建物を見たとき、
思わずわが目を疑った。
夜空に浮かび上がるその姿が
原爆ドームそっくりで
そのミニチュア版といった感じ。
帰宅後、調べてみて
「華空間」を識るに至った。
さっそく出掛けた。
最寄りは東急東横線・学芸大学。
でも、そこから10分以上歩く。
大して変わらんやと
一つ手前の祐天寺から向かった。
ところがこれが大失敗。
猛暑日に無謀なことをしたと
悔やんでみても
アフター・フェスティバル。
到着したときには
滝のような汗である。
しかも、この日の「華空間」。
エアコンが故障中と来たもんだ。
いや、地獄でっせ。
扇子なんか持ち歩いたことなく、
団扇代わりに菜譜をパタパタ。
焼け石に水である。
ビールのキリンラガーは
我慢するとして食べるのは
冷やし中華以外、何があろう。
もし此処が日本そば屋でも
普段は口にしない冷や麦か
そうめんになっただろう。
焼き豚・ハム・蒸し鶏の乗った、
ぜい沢な皿が運ばれる。
でも、暑さのせいか食欲がない。
頑張ったけど残した。
瓶のあと、同じキリンの生中は
しっかり1杯やっつけた。
食後のアイスコーヒーも飲んだ。
オモテに出て原爆ドームを再見。
環七を北から来れば見えるが
南からだと陸橋がジャマして
まず気が付かないなコレはー。
帰りも腹をくくり、
炎天下の徒歩を決め込んだ。
柿の木坂通りを真っ直ぐに
都立大学駅へ向かいました。
「華空間」
東京都目黒区柿の木坂3-3-1
03-3414-7562