この春、半ば衝動的に
応募した団体ツアー第4弾。
今回は裏磐梯五色温泉である。
此処は52年前に一度訪れた。
山形県・米沢市を訪ねた際、
当地の友人に連れてこられた。
よってJ.C.の狙いは
五色温泉に非ず。
茅葺き屋根の集落、大内宿と
白虎隊終焉の地、飯盛山だ。
東京駅から来る新幹線に
上野で途中乗車して合流し、
福島県・新白河駅に到着。
バスで一路、大内宿へ。
下野街道の宿場町は
旅人の宿泊より昼食を支えた。
よくもまあ、こんな集落が
残ったものよと感心させられる。
歩き始めて道筋の中ほど、
高倉神社に参拝し、
街道のどんつき、見晴台へ。
集落の全貌を眺め、
戻り始めてほどなく、
「大和屋」の暖簾を潜った。
一番人気の「三澤屋」は
時間が掛かり過ぎて
バスの出発に間に合わない。
スーパードライの中瓶と
名物のねぎそばを所望する。
冷・温あるうち、冷をー。
1本丸ごとの長ねぎが
どんぶり上に横渡し状態。
コレを箸代わりにするのが
本来の食べ方である。
太打ちは東京でいう田舎そば。
コシが強く、噛みしめると
そばの香りが立ち上る。
冷やがけスタイルのつゆも好い。
ねぎは辛くなくバリバリいける。
箸代わりにはせず、箸で食べた。
名物といえどもそこは観光地、
期待しなかったが驚くほど美味。
調布の深大寺そばより好きだ。
バスは会津若松をすり抜け、
裏磐梯の五色沼へ。
毘沙門沼近くのホテルで
夕食は和洋中のビュッフェ。
ありとあらゆる酒が
飲み放題とあっては
晩飯より晩酌に重きをおく、
J.C.でありました。
「大和屋」
福島県会南津郡下郷町
大字大内字山本6
0241-68-2911