前日の夕食時は
生ビールをしこたま飲んだが
食後のラウンジでは
カンパリ・ソーダと
バカディ・コークを
1杯づつにとどめておいた。
おっと、コーラは
コカコーラではなく、
ペプシだったから
バカディ・ペプシが正しい。
バカディはラム酒である。
今朝は6時に目覚め、
近くの毘沙門沼周辺を散策。
途中、オバちゃん二人連れに逢う。
同じツアーのメンバーだ。
何でも道に迷って界隈を
ウロウロしていたらしい。
TD(ツアー・ディレクター)が
配布してくれた地図を
手にしていながらの有様。
四半世紀も前、
ベストセラーとなった書籍に
「地図の読めない女
話を聞かない男」
ソイツを思い出した。
先導して展望台に立つ。
沼自体はどうってことないが
カタチの整った表とうらはらに
荒々しい裏磐梯の姿を
眺めたことは収穫だった。
ホテルで軽い朝食を済ませ、
最初の観光目的地へ。
会津若松市の飯盛山に到着。
若き白虎隊、終焉の地である。
標高314mの山は
スロープコンベアで
ほぼ山頂まで行ける。
正面の石段はキツいものの、
左手に旧参道があって
コンベアなど無用と思われた。
厳かな空気も損なわれるしネ。
十九士の墓、三十一士の墓、
飯沼貞雄の墓に手を合わせ、
白虎隊自刃の地からはるか
豆粒のような鶴ヶ城を臨む。
若くして命を散らした、
彼らを偲び、心が痛んだ。
神風特攻隊まで脳裏をよぎり、
せつなさもこみ上げる。
さざえ堂、弁天洞門と回った。
思うにこのツアーは
目的地での滞在時間が短かい。
そのぶん移動に時間が掛かる。
本末転倒というほかなく、
帰ったら投書しておこう。