2014年5月12日月曜日

第835話 服のセンスで物申されて (その2)

最初にお詫びです。
前々話(第833話)において
原稿をしっかりと貼りつけたつもりが
冒頭の1/3ほどが抜け落ちており、
唐突な出だしとなってしまいました。
修正したので、あらためてご覧ください。

さて、自分のファッション史(大げさですネ)を振り返ると、
大きな影響を受けたのは服飾メーカーのJUNとVAN。
小学校の六年生だったかな?
いや、中学一年だったかもしれないが日本橋・三越で
父親にJUNのセーターを買ってもらったのが始まりである。
黒のタートルネックは2800円だった。
このときの値段を忘れることはない。

往時はこの2メーカーが一世を風靡した感があった。
JUN派だったJ.C.と友人は銭湯に行くにも
ロゴ入りの紙バッグ(紐付きでないヤツ)に
タオルと石鹸箱を入れて通った。

月刊誌「MEN’S CLUB」を愛読してもいた。
それが今はまったくの無頓着。
ファッションなんて適当でいいやという体たらく。
オシャレとは縁もゆかりもない日々を過ごしている。
第一、買い物自体がめんどくさいんだからしょうがない。

でもって、前話のつづき。
せっかくメールをくれたI澤サンには申し訳ないが
まずはその日のブログのこの部分を再読願いたい。

ファッション界をリードする俳優たちをみても
個性的なセンスの持ち主はほとんどいない。
そんな中にあってここ数十年、
おのれのファッションを貫いている大物が二人いる。
かたや田村正和、こなたビートたけしだ。
高倉の健サンがそれに続くかな?

先のブログでJ.C.としては
当世の若者(男女を問わず)における、
”真っ黒けのけ”ファッションを嘆き悲しむついでに
正和・きよし・健サンにご登場願ったのだった。
健サンのブルゾン(っていうかジャンパーだなアレは)、
けっこうじゃないッスか!
”残侠伝シリーズ”の着流しはもっといいけどネ。

読んでいただければ、お判りの通り、
上記3人のファッションセンスの良し悪しには一言もふれていない。
大切なのは個性的でありつつ、
その個性が普遍性を保っていること。
ある意味、個性とは俗に言うオシャレとは対極にあるのだ。

恥ずかしながら
福山・向井・オダギリ3クンの着こなしを気にとめたことはない、
というか、3人のうち2人は
辛うじて顔と名前が一致する程度だから是非もない。

てなこって、現代ファッションにおける、
I澤サンの造詣には敬意を表するものの、
こちらの狙いはそこではないことをあらためて強調しておきたい。