神楽坂の焼き鳥屋「駒安」の牛すじ煮込みはまずまず。
ニラを入れ込んでもらったものの、
煮込みとニラの相性は別段どうということはなかった。
時間も押してきたし、そろそろ焼き鳥に移行せねば―。
最初のオーダーはハツモトとハラミを塩で。
ハツモトはハートとレバーを繋ぐ動脈。
コリコリとした歯ざわりに滋味もじゅうぶんだ。
ハラミは焼肉屋で食べる牛のそれとはまったく異なる。
あばら骨を包む横隔膜でクニュクニュ感を楽しむことができる。
相方のM鷹サンも満足そうに笑みを浮かべていた。
の
思えば焼き鳥屋で正肉・ねぎま・ササミ・手羽先の類いを
注文することはほとんどない。
コースの場合は仕方がないが
そうでないとどうしても内蔵中心になってしまう。
ハツとレバーは必食。
ほかには首肉のせせり、お尻の先っちょのボンジリあたりだ。
瓶ビールをさらにお替わりしていよいよ肝である。
それも一般的なレバー、いわゆる肝臓ではなくて背肝。
あまり聞きなれないかもしれないが背肝は鳥の腎臓だ。
丸一羽のローストチキンを召し上がった方なら覚えがあろう。
内臓を抜かれて空洞となった中心部、
あばらの奥にこびり付いている小片が背肝で
肝臓ほど大きくはない。
1羽から少量しか取れないから
1串の態を成すには相当の寄せ集めが必要。
したがって「駒安」のラインナップでは最高額の220円也となる。
これはタレでお願いした。
待つこと10分、焼き上がった背肝はミディアム・レア状態。
熱いところをさっそくいただくと、レバーに似てはいるものの、
独特の食感と風味が食欲をそそること、そそること。
もしもどこかの店で遭遇したら是が非でも試していただきたい。
希少部位を提供する奇特な焼き鳥屋において
どれか1本と問われれば、J.C.は迷わずコレですネ。
まだ腹は八分目どころか六分目がいいところ。
定番のハツ&レバにいきたい気持ちはやまやまなれど、
次なる会も一種のパーティーにつき、
それなりの料理が用意されているハズ。
ストマックに余裕を持たせておきたい。
勘定を済ませ、神楽坂を散策することもなく、
JR飯田橋駅へと向かう。
代々木上原のうなぎ屋に始まり、渋谷のヘアサロン、
神楽坂の焼き鳥屋、そしてこれから田端のスナックだ。
長い一日はまだまだ終わることがない。
=おしまいー
「駒安」
東京都新宿区神楽坂1-11
03-3260-3549
ニラを入れ込んでもらったものの、
煮込みとニラの相性は別段どうということはなかった。
時間も押してきたし、そろそろ焼き鳥に移行せねば―。
最初のオーダーはハツモトとハラミを塩で。
ハツモトはハートとレバーを繋ぐ動脈。
コリコリとした歯ざわりに滋味もじゅうぶんだ。
ハラミは焼肉屋で食べる牛のそれとはまったく異なる。
あばら骨を包む横隔膜でクニュクニュ感を楽しむことができる。
相方のM鷹サンも満足そうに笑みを浮かべていた。
の
思えば焼き鳥屋で正肉・ねぎま・ササミ・手羽先の類いを
注文することはほとんどない。
コースの場合は仕方がないが
そうでないとどうしても内蔵中心になってしまう。
ハツとレバーは必食。
ほかには首肉のせせり、お尻の先っちょのボンジリあたりだ。
瓶ビールをさらにお替わりしていよいよ肝である。
それも一般的なレバー、いわゆる肝臓ではなくて背肝。
あまり聞きなれないかもしれないが背肝は鳥の腎臓だ。
丸一羽のローストチキンを召し上がった方なら覚えがあろう。
内臓を抜かれて空洞となった中心部、
あばらの奥にこびり付いている小片が背肝で
肝臓ほど大きくはない。
1羽から少量しか取れないから
1串の態を成すには相当の寄せ集めが必要。
したがって「駒安」のラインナップでは最高額の220円也となる。
これはタレでお願いした。
待つこと10分、焼き上がった背肝はミディアム・レア状態。
熱いところをさっそくいただくと、レバーに似てはいるものの、
独特の食感と風味が食欲をそそること、そそること。
もしもどこかの店で遭遇したら是が非でも試していただきたい。
希少部位を提供する奇特な焼き鳥屋において
どれか1本と問われれば、J.C.は迷わずコレですネ。
まだ腹は八分目どころか六分目がいいところ。
定番のハツ&レバにいきたい気持ちはやまやまなれど、
次なる会も一種のパーティーにつき、
それなりの料理が用意されているハズ。
ストマックに余裕を持たせておきたい。
勘定を済ませ、神楽坂を散策することもなく、
JR飯田橋駅へと向かう。
代々木上原のうなぎ屋に始まり、渋谷のヘアサロン、
神楽坂の焼き鳥屋、そしてこれから田端のスナックだ。
長い一日はまだまだ終わることがない。
=おしまいー
「駒安」
東京都新宿区神楽坂1-11
03-3260-3549