2020年11月19日木曜日

第2528話 黒ホッピーとカシラ串カツ

五反野駅前の「正華」から、近所の「幸楽」へ移動した。

カウンターに着くと、

席を一つ空けた隣りでは中年男性が食事中。

オムライスだネ、アレは―。

そういえば店頭のランチメニューにあったような・・・。

 

コロナ禍のせいでランチにも注力する居酒屋が増えた。

今はやめたが一時期、東上野の「養老乃瀧」が

早仕掛けのランチを始め、夕方には店仕舞いしてたっけ。

昼のみの「養老乃瀧」ってのは“世も末だ感”にあふれてた。

 

大瓶を飲んできたので黒ホッピーを女将にお願い。

そして焼きとんのシロとレバーをタレで1本づつ。

焼き鳥屋だと焼き鳥2本というわけにはいかぬから

焼きとんは本当に助かる。

 

中高年カップルが2組、酒を酌み交わしている。

当店ではあまり若者を見かけない。

先刻の「正華」もそうだった。

五反野はオジン&オバンの町なのかネ。

 

ホッピーの中(焼酎)をお替わりして

何か軽いものをもう1品とボードを見やる。

本日のサービスに刺身がズラリ。

かつお、あじ、はまち、赤いかがオール380円で

かつお&あじはタタキも択べて同値。

何だか安すぎて逆に怖いような気がしないでもない。

まっ、「幸楽」のやることに間違いはあるまいがネ。

 

オムライスの隣客にまた何か運ばれた。

おっと、箸先につままれたのはどぜうじゃないか―。

ナリは小さいが丸どぜうだ。

酒も飲まずによく食えるもんだ。

いや、余計なお世話でした。

 

今まで気づかなかったけれど、

此処の串カツは焼きとん用のカシラだった。

こりゃ珍しいがカシラは赤身だから

アッサリしていていいかもしれない。

すかさず1本発注に及ぶ。

 

フツーの串カツより旨いとは言えないものの、

これはこれでよいアイデアではある。

見たところ、焼きとんの串カツ転用はカシラのみ。

レバーやハツもイケると思うな。

さすがにシロとナンコツは向かないだろうネ。

 

黒ホッピーとの相性もよろしく、

これにて本日の打ち止め~い!

 

「幸楽」

 東京都足立区弘道1-1-16

 03-3849-6981