2022年9月5日月曜日

第3095話 五本木の仏和ビストロ (その1)

本日の夕食はNY仲間3人で会食。
いつものメンバーのプチ・リユニオンである。
18時スタートにつき、
それまでおとなしくなど、していられやしない。

目的地は目黒区・五本木。
JR目黒駅から歩くことにした。
権之助坂を下り、大鳥神社を左に見て
中町通りで右折、祐天寺(お寺です)の裏を抜け、
東急東横線・祐天寺駅前にやって来た。

かなり蒸し暑い日だから汗ばむし、息は上がるし、
普段は鼻出しのところをしばしアゴ出しマスク。
アゴ出しはラクだネ、アゴ出汁はいいヨ。
味噌汁だって、いの一番よりアゴ出汁が一番だ。

浪花の小姑に
「鼻出しはアカンよ、鼻出しはー」ー
口を酸っぱくされて言われてるが、どうにもならない。
ここでJ.C.、改めて考える。

オッサンの鼻出しマスクは
若い娘のへそ出しルックよりよほど
公序良俗に寄り添った行動だと思うんだがネ。
そのあたりどうなんだい?
エッ? らびちゃんよっ!

マスクはともかく、ガス欠だ。
おっと、駅前ロータリーに
最近ちょくちょく羽を休める牛めし屋あり。
飛び込んで中瓶のチケットを
バイトのアンちゃんに手渡しながら訊いてみた。

「ビールだけのお客さんってけっこういる?」
「ええ、夜だとたまにいらっしゃいます」
心なしか安心しました。

かつて、たびたび出没した祐天寺。
ガス注入後、界隈を徘徊し、学芸大方面へ。
そうして到着した「AKIMOTO」である。
フレンチと和食のコラボを謳う店だ。

今宵のメンバーはフタちゃんとB千チャン。
フタちゃんのNY時代の同僚の方の
姪御さん夫婦が営まれており、
そのご縁でおジャマした次第。
カウンター9席ほどにテーブルが2卓。
二人での切り盛りの限界に近い。

18時前には3人揃い、カウンターの角々に位置し、
お店の厚意のウェルカム・スパークリングで乾杯。
メニューを見ながら検討に入った。
三人寄れば文殊の知恵、
そのことわざを実践に移したわけである。

=つづく=