2022年9月29日木曜日

第3113話 素顔の巣鴨で ちょい飲み飲み

今日の散歩は自宅スタート。
団子坂を上がり旧白山通りを抜けて千石。
老舗の日本そば屋に入りかけたが
歩き足りないので、さらに巣鴨へ。

ちょくちょく訪れる、
お婆ちゃんの原宿を何となく避けたい気分。
駅北口の飲食店が散在する一画に来た。
にぎやかに飾られたとげぬき地蔵通りと違い、
この辺りは巣鴨の素顔を見せている。
たまにはスッピンもいいモンだ。

以前、何度か利用した「ゆたか食堂」の看板に
ちょい飲みセットを見とめた。
飲みものに軽いつまみが2品付いて600円。
冷奴・キムチ・ロースハム・コロッケなどが
リストアップされるなか、
片目玉焼きにギョッとする。

ギョッとついでに、さかなクンじゃないが
択んだのでギョざいます。
もう1品はしゅうまいにしておいた。
ビールはドライの中ジョッキなんだが
コイツが泡だらけで来た。

接客のオネバさんは不愛想というより、
オルモスト突っけんどん。
余計な注文をつけたらひっぱたかれるかも知れん。
日頃ののリクエストを遠慮した挙句がこの有様だ。
いや、マイッたな。

滞空時間はたかだか15分、尻尾を巻いて退散の巻。
近くの「ほていちゃん巣鴨店」に避難した。
コロナによる営業自粛期間には自粛をしない、
このグループにさんざお世話になった。
その恩をコロリ忘れた罰当たりが
悔い改めて久々の来訪である。

サッポロ赤星大瓶を慎重に手酌し、
勝手知ったるメニューを久々にチェック。
ん? きつね or たぬきのアタマ? 何だコレ? 
ハハ~ン、言わんとするところは理解できた。
いわゆるきつね or たぬきのうどん抜きだネ。

しかるに字が細かくて値段が読めん。
こりゃハズキルーペでも買おうかな?
いや、買ってもその上に尻餅つく気はないし、
だ~い好き! なんてことにはなりそうもない。
やっぱ、やめとこ。

きつねのアタマは意外にイケた。
勘定後、逆算したらアタマは190円。
これにはアタマが下がった。
大瓶と合わせて2軒目も600円だ。
これは単なる偶然と思える自分がいた。

素顔の巣鴨でちょい飲み飲みの昼下がり。
昼から飲める街は左党にとって
かけがえのないものなのです。

「ゆたか食堂」
 東京都豊島区巣鴨2-4-3
 03-3917-0816

「ほていちゃん巣鴨店」
 東京都豊島区巣鴨2-1-5
 03-5972-1666