2022年9月28日水曜日

第3112話 練馬の街角 ポスト・シアター

練馬区・練馬の黄昏れどき。
店々が開くにはまだちょいと早いが
どうにかなるだろう。

あまり酒の飲めないS田サンに振ると
前回同様、居酒屋志望。
またそう来やしたかー。

身体が冷えて温かいものがい欲しいってんで
昨秋、おでんで飲んだ「春田屋」へ。
ところが夏場に休んでいた、
おでんの再開はもうちょい先とのこと。

取り合えずビールで乾杯し、
焼きとんのレバーとシロコロ、
焼き鳥の白レバーをすべてタレで注文。
相方はすぐに黒霧島お湯割りに切り替えた。

一息ついてポテサラが食べたいと言う。
「居酒屋さんのポテトサラダってどんな味かと・・・」
「別段変わらないと思うけどネ」
イカの一夜干しとともに追加する。

店内が騒がしくなってきて退散。
17時、開店直後の中華料理店「小姑娘」へ。
これは”こじゅうとむすめ”ではなく、
”ショウクウニャン”と音ずる。
小姑は浪花のらびちゃんだけでじゅうぶん。

クウニャンは若い娘を意味する。
その店名通りに日本人と思しき店主以外は
姑娘が3人、調理補佐と接客に従事していた。
カウンターにテーブル、
奥には入れ込みのフローリングというレイアウト。
テーブルに着いて
黒ラベルを注ぎ合い、本日二度目のカチン。

卓上におすすめセットのメニューがあった。
タンメン・ヤキソバ・チャーハンに
それぞれ手打ち焼き餃子が付き、950円均一。
姑娘もお得だからおすすめと言うため、
ヤキソバセットをお願い。

手打ちは皮が自家製ということだろう。
なかなかの仕上がりだ。
ヤキソバはタンメンと同じ具材に
トロみをつけた、あんかけスタイル。
他店ならこの単品で950円かもしれない。
姑娘のすすめる通り割安である。

カラスのふるさと、
NY・クイーンズのギリシャ人街や
仔羊のパイ包み焼き マリア・カラス風など、
本日の主役にまつわる話題に終始する。

早めのお開きとして
あちら西武池袋線、こちら都営大江戸線、
練馬駅で泣き別れと相成りました。

「春田屋」
 東京都練馬区豊玉北5-15-5    
 050-5596-3888   

「小姑娘」
 東京都練馬区豊玉北5-20-10
 03-3991-5102