2022年9月30日金曜日

第3114話 かっぱ橋 今なお続く 洋食屋

今朝は早起き。
軽い朝食を済ませ、散歩は不忍池から。
水鳥がほとんどおらず、
カルガモの番(つがい)を2組見とめるばかり。

恩賜上野公園のお山に上がり、
両大師橋でJR山手&京浜東北線をまとめて跨ぎ、
かっぱ橋本通りを東へ歩く。

此処は厨房用具専門街に非ず。
あちらは合羽橋道具街と称する。
本通りは上野の昭和通りと浅草の国際通りを結ぶ、
七夕祭りで知られるストリートだ。
途中、道具街と直角に交わるけどネ。

本通りが尽きかける頃、
「キッチン 城山」に差し掛かった。
記憶をたどれば、訪れたのは20年ほど前。
ガラス越しに中をのぞくとお婆ちゃんが接客中。
その奥の厨房にはお爺ちゃんの姿があった。
いやあ、お二人とも現役かァ! 恐れ入りやした。

立て看板に本日のランチ。
しょうが焼き ハンバーグ アジフライ 800円
スルーすること能わず、入店に及ぶ。
懐かしさを覚えないのは
記憶がまったくないためだ。

しょうが焼きとドライの中瓶を発注。
プレートには薄めのポークソテーが
2枚重なっていた。
ロースと思しき豚肉がヤケに硬い。
味付けはいいけれど、
咀嚼(そしゃく)に労力を要する。

脇にはキャベツとケチャスパ。
手切りのキャベツは細切りではあるが
繊切りにはほど遠い。
包丁の扱いに苦労したんだろうなァ。
いいヨ、いいヨ、爺ちゃん、
年取ってからの切り傷は治りが遅いしねェ。

煮詰まったような味噌汁は玉ねぎ&わかめ。
ライスは水準をクリア。
美味しさよりも懐かしさ(料理には感じた)を
認識しながら食べ終える。

本通りをなおも東へ。
どぜうの「飯田屋」、
すき焼きの「今半」を行き過ぎる。
国際通り西側の地番は西浅草。
観光客はじめ、外来者が足を踏み入れるのは
せいぜいこの辺りまで。

「城山」に攻め込む、
兵(つわもの)の数はたかが知れている。
爺ちゃん、婆ちゃん、ここまできたら
行けるとこまで行っちゃって下され。
お頼み申す。

「キッチン 城山」
 東京都台東区西浅草3-4-3
 03-3842-7828