2022年10月21日金曜日

第3129話 メンチボールをご存じ? (その2)

てなこって、懐かしのメンチボール。
J.C.の知る限り、
この料理を供する店は都内に2軒のみ。
江東区・森下の「深川煉瓦亭」と
台東区・根岸の「ふじ」である。
順次、紹介していこう。

最初に「深川煉瓦亭」。
森下の交差点と新大橋の間に位置する。
森下は下町・深川の北端に当たる。

当店は銀座の老舗、「煉瓦亭」の暖簾分け。
しかし本家にメンチボールは無い。
メニューにハンバーグもあるので違いを訊ねると
何のことはない、メンボーは煮込みハンバーグ。

好みではないが食べてみた。
なるほど焼く代わりに煮込んだハンバーグだ。
デミグラスがちょいとゆるめにつき、
卓上のソースで補う。

ウスターと中濃の間という感じで中濃に近い。
こういうのは市販されていないから
自家製ブレンドかな? 
だけど、これがいいんだっ中農!

添え物は繊切りキャベツ、レタス2枚、
カレー味のスパゲッティ。
カップのスープは中華味。
炒飯に付く清湯みたいなタイプだ。

そう、深川の「煉瓦亭」は
本家がやらない中華メニューもこなす。
創業者はいったい何処で覚えたんだろう。
ただし、麺類のみの扱い。
=中華の部=ではなく、=ソバの部=とあった。
日本そばはないけどネ。

ものは試しとラーメンも食べた。
固ゆでの中細ちぢれ麺。
もも肉チャーシューが旨い。
シナチク、ナルト、わかめに、ケレン味なきスープ。
アッサリに過ぎて若者にはダメだろう。
「二郎」ファンなど、怒り出すんじゃないかー。

中華飯類はやらないので炒飯がない。
その代わり、というんじゃあるまいけれど、
カレーライスやオムライスと並んで
今や絶滅危惧種のヤキメシがあった。

客の動向を見ていたら
洋食全般と中華ソバがほぼ半々。
オオタニさんじゃないが
二刀流が功を奏しているようだ。
ちなみにメンチボールは単品で900円。
ラーメンは700円也。

=つづく=

「深川煉瓦亭」
 東京都江東区新大橋2-7-4
 03-3631-7900