2024年2月29日木曜日

第3482話 このたびは 観音裏で 6人会 (その2)

さて、ちょいと遅刻した6人会。
会場の「ニュー王将」に到着すると
すでに全員が顔を揃えていた。
それぞれ好みの酒で乾杯。

待ちきれなかった一同、
何品か料理を通しており、
ママのタエちゃんがさっそく
平目とまぐろの刺身を運んでくる。
続いてカニサラダもー。
J.C.が居なくともちゃんと心得てるネ。
さすがわが弟子たち、感心、カンシン!

全員揃って燗酒にスイッチ。
銘柄は立山である。
蔵元は富山県・砺波市の立山酒造。
そういえば、砺波市出身の老夫婦が
営んでいた千駄木は団子坂の町中華「砺波」。
閉業して久しいが
お二人は今も元気でおらりょうか?

海老フライを愛してやまないお局の差し金か、
1人1尾当てで登場した。
海老にあまり関心のないJ.C.は
フライも天ぷらも自らは積極的に注文しないが
そこは観音裏の名店、
揚げ方に個性あふれて実にマイウ~!。

そして真打ちのメンチカツも1人1個。
タエちゃんがお1人半分づつでも?
いえ、いえ、これだけはゆずれましぇん。
肉汁したたる団子にみな舌鼓をポンポンのポン。

このあたりから飲みものの好みがバラけてきた。
ハイボール、レモンサワーの声が挙がる中、
当方は黒ラベルの生に移行する。
われながらつくづくビール好きなんだねェ。

そろそろ締めである。
カニピラフまで覚えちゃいるが
あとは何だったけなァ?
記憶が曖昧模糊としてきた。

二次会はいつもの谷中じゃ遠いので
せっかく観音裏にいるんだ、
近所のスナックに流れよう。
以前はマイ・ガーデンだった界隈も
すでに20年近い月日が流れた。

ママに相談したらオススメがあると言う。
シェフのヤッちゃんが電話予約してくれ、
向かったのは銭湯「曙湯」の隣りの「S」。
ブラックニッカのハイボール片手に
飲めや歌えの大騒ぎ。
エンコの夜は楽しく更けてゆきましたとサ。

「ニュー王将」
 東京都台東区浅草5-21-7
 03-3875-1066