お盆は麻雀に明け暮れた。
この4月に8年ぶりで雀卓を
囲んで以来、またちょくちょく、
打つようになったんだが
お盆は連戦となってしまった。
NY時代のメンバーが揃った。
某大手新聞社の重鎮・M本サン。
その支局に間借りしていたホケン。
ピアノバー経営者・Aらチャン。
この顔ぶれで打つのは
実に33年ぶりのことである。
昔の様に冗談ばかりが
飛び交って和気あいあい。
いや、楽しい時間は
アッという間に過ぎてゆく。
みな年寄りなので昔みたいに
12時間も打つのはムリ。
早めに切り上げて
夕食ということになった。
雀卓のあとの食卓である。
雀荘がJR神田駅前で
そこから旧連雀町へ歩き、
日本そば「まつや」に到着。
故池波正太郎翁が
こよなく愛した店である。
ところがギッチョン。
お盆だってェのに長蛇の列だ。
ザッと数えて20人は並んでた。
老い先短いと気まで短くなる。
ボーッと待ってられやしない。
近くの「SALAMANNCA」へ
即刻、移動の巻である。
2年前のやはり真夏、
のみとも・S織のバースデイに
訪れて以来だ。
スペインの赤、ペンタで乾杯。
名物のボケロネスはパス。
明日の夜がいわし料理屋につき、
いわしの酢漬けは敬遠した。
ハモン・イベリコ、
ムール貝ワイン蒸し、
パン・コン・トマテをつまむ。
パン・コンはイタリアンの
ブルスケッタと同じ。
トマトの乗ったバゲットである。
ビール好きはビールに移行して
エストレージャ・ガリシア。
そうして締めのパエリャは
店主のオススメに従い、
イカ墨のパエリャにすると、
これが意想外の大当たり。
添えられたサワークリームも
重要な役割を果たし、
4人揃って舌鼓をポンポンと
打ち鳴らしたのでした。
「SALAMANNCA」
東京都千代田区神田須田町1-3
03-6260-7303