2014年3月13日木曜日

第793話 ガーリック from からつ (その2)

JAからつの手になるジャンボにんにく”たまがった”。
もっとも実際に作っているのは契約農家であろうがの。
エッ、デカい、デカいとホザいちゃいるが
どんだけデカいのか、想像がつかないってか?
そりゃ、ごもっとも、ではこちらをご覧ください。
ソムリエナイフと較べてちょ
どうです、前代未聞でしょ?
にんにく大好き人間J.C.のこと、
世界各地でいろんなヤツを賞味してきたが
こんなのは空前絶後でありました。

ネットに4個入っていたので
友人2人に1個づつおすそ分け。
手元に残った2つのうち、
やっと1つを10日も掛けて使い切った。

お味のほうはいかがだったか? ってか?
そのご心配、手に取るように判りやんす。
薹(とう)の立ったご婦人、
もとい、蕗(ふき)の薹は箸にも棒にもかからない。
独活(うど)の大木という例もあることだし、
デカいばかりが能ではない。

今は昔、作曲家の山本直純先生が
指揮棒振り回すテレビCMがあった。
そう、森永エール・チョコレート。
エールは、エールを送るのエール。
キャッチコピーは「大きいことはいいことだ!」。
大は小を兼ねるのことわざもある。
ところがギッチョン、こと食べものに関しては
小よく大を制することが多いのだ。

でもって、この”たまがった”である。
いや、正直言って気に入りましたネ。
単なるでくの坊ではなかった。
何と表現したらよいだろう。
食感はにんにくと慈姑(くわい)の中間感じ。
慈姑といっても判らんよねェ?
果実のようなにんにくと言ったら判っていただけるだろうか。
シャッキリ感を備えたフルーティーなにんにくなのである。

先日、とあるスーパーで
値段のわりに良質の本まぐろを見初めた。
見たところ、部位は赤身であった。
これが5切れで500円は割安感が強い。

帰宅後、冷酒の友にしようと思ったが
わが冷蔵庫には”飼育”している本わさびが種切れ。
「あちゃ~!」―やっちまっただヨ。
数日前に使い切ったんだ。
添えつけのニセわさびじゃ、せっかくのまぐろが台無しだヨ。

そこで一案、くだんの”たまがった”を薄くスライスして
トルコ産の養殖まぐろと合わせてみると、
いや、グンバツの旨さでござった。
鮪にゃ山葵、鰹にゃ大蒜(にんにく)が鉄則ながら
ジャンボ野郎は鮪ともガッチリ手を組んだのでした。
めでたきかな。

「JAからつ 唐津中央営業センター」
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