2016年1月29日金曜日

第1284話 漱石ゆかりの洋食屋 (その5)

 ♪  道はときには 曲がりもするが
  曲げちゃならない 人の道
  どこへゆくのか 
  どこへゆくのか 銭形平次
  なんだ神田の 明神下で
  胸に思案の 
  胸に思案の 月をみる  ♪
     (作詞:関沢新一)

ご存じ、いや、若い人にはそうでもないか、
とにかく大川橋蔵主演のTV時代劇、
「銭形平次」の主題歌、その3番である。
当時、抜群の人気を誇った舟木一夫が
歌い出したのは番組がカラー化されてからだから
1967年あたりだったと思う。
毎週水曜午後8時のTBS、
日本中に彼の歌声が響き渡ったのであった。

今は誰も歌わない。
歌わないからJ.C.が歌っている。
こんな名曲を埋もれさせてなるものか!
そう意気込んで必死こいてるわけであります。

それはそれとして
明神下からそれほど遠くない神田淡路町の「松栄亭」にいる。
M代サンと互いの近況を語り合ってるうちに
メインディッシュが運ばれた。
ランチAはロースカツとハンバーグ
盛合せだからどちら比較的コンパクト。
別段、これといって特徴はないが
ハンバーグのデミグラス(仏語ではドゥミグラ)にシナモンが強烈。
いや、悪いわけじゃないけれど、
前はこんなじゃなかったと思うんだがねェ。
まっ、いいか。

少しく遅れてわれわれにとっての本日の主役、
かきフライがやって来た、ヤア、ヤア、ヤア。
ふ~む、ザ・ビートルズの来日から今年で丸半世紀になるんだねェ。
懐かしいなァ、あの六月の一夜。

また脱線しかかったところで何とか持ちこたえ、かきフライ。
大き目のかきが4カン付け
タルタルソースとレモンが添えられている。

最初は何も付けずにレモンも搾らずにパックリコ。
う~ん、旨いんだけど、以前ほどではない。
「レバンテ」の逸品を食してからあまり日が経っていないしねェ。
結局は薬局、この日のベストは漬物でありました。
洋食屋のベストがぬか漬けというのもなんだかなァ。
再び、まっ、いいか。

=おしまい=

「松栄亭」
 東京都千代田区神田淡路町2-8
 03-3251-5511