2016年11月28日月曜日

第1500話 流行り歌においてけぼり(その1)

大阪在住の読者、らびちゃんじゃないけれど、
オカザワさんの聴いてる曲は古くてさっぱり判らん。
さすがに古臭くてとは言わなんだが―。
もちろんそんな声があることはじゅうぶんに承知。
こちとらにすれば最近の曲がちっとも判らん。
その裏返しなんだネ。

今年の「紅白」の出場者リストを見ていても
まるでチンプンカンプン。
当然、選択チャンネルはボクシングに向かうわなァ。
出場者といえば、白組の森進一が勇退、
紅組の和田アキ子は落選。
時はズンズン流れて行くものなのだ。

yutubeで
「JPOP ミリオンヒット ランキング150~1
 懐かしい気持ちにさせる名曲たち 」
というのを試聴してみた。
いや、愕然としやしたネ。
ほとんどが知らない曲、そしてプレイヤーなのだ。
88位に寺尾聡の「ルビーの指輪」、
13位にピンキラの「恋の季節」がランクインしていて
ちょいとばかりホッとした気分なりけり。

150曲は90年代の曲が中心。
タイトルに”懐かしい気持ちにさせる名曲たち”
とあるように現在の若者にとっては
すでに懐メロなんだが
それさえも新しすぎて判らぬわが身、
これってヤバくねェ?

そんな折、福島県在住のS森サンからのメール。

 先日ご紹介のあったサザンオールスターズ。
 「メリケン情緒は涙のカラー」が懐かしかったです。
 でも、子どもだったその頃より、
 私の世代はやはり「涙のキッス」や「真夏の果実」、
 そして「TSUNAMI」が心に残ります。
 J.C.さんは例えば、「いとしのエリー」など、
 スローなバラードはお嫌いなのですか?
             =以下略=

ふ~む、なるほど。
ご質問のおかげでわが半生を振り返ることとなった。
指摘されてみればそうかもしれない。

ことあるごとに好みの楽曲は
テンポの速いマイナーコードと言ったり書いたりしてきた。
アップテンポとスローバラードは相反するもんなァ。
とは言え、ここ数日間、
あらためてサザンをじっくりと聴き返したのでした。

=つづく=