2023年1月24日火曜日

第3195話 またしてもミートボール

傷心の「好々亭」をあとにした。
こぬか雨は止むこともなく降り続いている。
傘はない。
ここで歌い出したのは井上陽水ではなかった。
小柳のルミちゃんであった。

♪   私には傘もない 抱き寄せる人もない
  ひとりぼっち 泣きながら
  さがす京都の町に あの人の面影
  誰もいない心に にわか雨が降る ♪
    (作詞:なかにし礼)

逃げ込むように江古田駅。
池袋には戻らず、練馬を目指す。
都営大江戸線で都心に向かおう。
新宿・六本木をやり過ごし、汐留下車。
ここはほとんど新橋である。

駅前ビルは思いのほか開いてる店が少ない。
そうか、今日は土曜日だった。
久々の訪れは地下続きの「直久」。
大正3年(1914)、山梨県・甲府市で
日本そば・ほうとう・中華料理を商う、
「更科」として創業。
昭和42年には東京・銀座に進出した。

昭和50年ロンドンから帰国したJ.C.は
日比谷の免税店に就職し、
人生初のサラリーマン生活。
当時、今は無き銀座店に幾度となくお世話になった。
現在のTOKYU PLAZA が東芝ビルだった頃だ。

5年前のGW真っただ中、
神奈川県・鷺沼に出掛けた際、
美味しい焼き鳥で飲んだあと、
2軒目の物色中に「直久 鷺沼店」に遭遇。
懐かしさに打ち勝てず、
ツルツルやってしまったことを思い出す。

首都圏を中心に群馬や福岡にも
支店を展開する「直久」だが
新橋店は何回か利用している。

直久チェーンは全店中休みを取らないので
J.C.のような堕落したヒルノミストには
使い勝手がすこぶるよろしい。
餃子3個、焼売3個、雲吞4個、
おつまみ皿などが揃い、
食事のあとの胃にもやさしい。

今日は雲吞に逃げた。
丸っこいのが4個、スープに浮かんでいる。
メニューには肉玉雲吞とあった。

ん? 肉玉? 早い話がミートボールじゃないかー。
「スーザンズ」、「ヴェネツィア酒場」に続き、
またしてもミートボール。
普段、滅多に食べないものを1週間で3度目。
肉玉クンが仏の顔に見えてきましたとサ。

「麺処 直久 新橋」
 東京都港区新橋2丁目地下街1号ウイング新橋名店街
 03-3574-7279