2023年10月13日金曜日

第3383話 あの頃みんな 若かった (その2)

ドーバー→パリ→シェルブール→
サザンプトン→ロンドン
その珍道中については
何度も披露しているので今日は控える。

3人が向かったのは雷門から徒歩30秒。
浅草で一番おいしい料理を出すイタリアンだ。
「Carissima」は何度も利用しているが実に久しぶり。
先日もS水と一緒だった、 
「ニュー王将」と同じくらいかな?

アサヒ熟撰生で乾杯。
通常のスーパードライでいいのに
どうしてわざわざ熟撰にするかネ。
理解に苦しむ。

この夜も料理はほとんどJ.C.まかせ。
好きなあの娘は恋まかせ。
アンティ→プリミ→セコンディの3コースは
年寄りには無理なので
2皿→1皿→2皿をシェアすることにした。

★アンティパスティ
平目&やりいかのフリット
仏産ムール貝の白ワイン蒸し
★パスタ
ガルガネッリのマッシュルーム・クリーム
★セコンディ
仔うさぎのカチャトーラ
骨付き仔羊の網焼き

フリットも好かったが
コッツェ(ムール貝)が素晴らしい。
仏産ならばモン・サン・ミッシェル辺りだろうか?
小粒にしてデリケート、通常の半分ほどのサイズだ。

ガルガネッリはJ.C.が最も好むショートパスタ。
当店のスペシャリテといってよい。
説明が難しいんだが
3cm四方の折り紙を想像してほしい。

1角から対角に向かい、
指先でクルッと巻き上げた一種のマカロニだ。
中心は幾重にも、端は一重か二重になることにより、
歯応えの差が生じ、食感の妙を味わえるのだ。

カチャトーラはトマト主体の野菜と
仔うさぎの蒸し煮。
イタリアではチキンかうさぎが使われるが
断然うさぎが好きだ。
J.C.は卯年の生まれだからネ。

仔羊の焼き加減も絶にして妙。
ピエモンテの赤ワイン、
ドルチェット・ダルバ トレヴィグネ ’20 との
相性もバッチリである。
2人はカッフェ、J.C.はエスプレッソで締めて
楽しい宴はいったんお開き。

「神谷バー」に向かうも何故か今宵は早仕舞い。
S水のリクエストに応え、
「BIG ECHO」に突入したのでした。

「Carissima(カリッシマ)」
 東京都台東区浅草1-18-4
 03-5826-0678