2023年10月16日月曜日

第3384話 タマクエと初めての遭遇

本日の散歩は文京区・茗荷谷からスタート。
この辺りの地番は小日向(こびなた)である、
跡見学園をすり抜け、
小日向神社を眺めながら坂を下って行った。

古川橋で神田川を渡り、地蔵通りをぶ~らぶら。
赤城下町から赤城元町と坂を上り、
赤城神社の脇に出る。

ここまで来たら
スーパー「SainE」に立ち寄らぬ手はない。
鮮魚売り場が実に楽しい。
コンパクトながらも必ず珍魚に出逢えるのだ。

この日も居ました、居ました、
居らっしゃいました。
まずは北海道産・背子蟹(ズワイ蟹のメス)。
手を延ばしかけたものの、
処理が厄介なので手を引っ込める。

続いてはカラスガレイ。
こちらはアイスランド産である、
ずいぶん遠くから来たんだねェ。
スウェーデンのずっと向こうだもの。
煮つけにすると旨いが、まだ何かありそうだ。

バカデカい青森産のお化けムール貝が居た
通常の5倍はあるな。
前夜の仏産なら10倍はありそうだ。
このお化けぶりにはメッツの千賀も真っ青だろう。

さて、しんがりに控えしは
鹿児島産・タマクエと来たもんだ。
人生初めてのお目もじに血圧も上がる。
今日はこれでいくしかないな。

この珍魚はハタの仲間のタマカイと
クエとのハイブリッドである。
旨くて”タマらんからクエ!”との説もある。
ん? ないか?

身アラながらかなりの量は1300円超え。
鍋に出来そうなので即購入した。
残りはあと1パックのみ。
どこの果報者が買うのやら。

背骨なんかがズドンと入って上身は少ない。
アラ煮と鍋に分けて食した。
嬉しかったのは肝と白子だ。
予期せぬ僥倖に欣喜雀躍を余儀なくされた。

ちりポン酢でいただく鍋は菊正宗の樽酒。
甘辛い味付けのアラ煮には
センシィのキャンティ・クラシコ。
わが身のシアワセを
奥歯でグッと噛みしめたのです。

「SainE(セーヌ) 神楽坂店」
 東京都新宿区神楽坂6-11-1
  03-3268-3266