浪花の小姑が小言を垂れるのを
覚悟の上でのっけからいっちゃいます。
♪ 温かな昼下がり
通り過ぎる雨に
濡れることを
夢に見るよ
風に吹かれて
胸に残る想い出と
さよならをするために ♪
(石坂浩二)
「さよならをするために」は1972年のリリース。
「白いブランコ」以来、鳴かず飛ばすだった、
ビリー・バンバンを窮地から救った。
作詞は俳優の石坂浩二である。
地蔵坂通りを歩くのは5年ぶりくらいかな?
美味しいいなり寿司屋があったハズだが・・・
あった、あった、ありました。
「松むら」は浅草・清川と
北千住東口にもあり、独立採算だろうが
いなり自体はみなクリソツ。
ジュワジュワの油揚げに酢めしは五目だ。
いなり寿司とかんぴょう巻きが
4つづつの詰め合わせをあがなう。
このコンビは俗に助六と呼ばれるが
当店はその呼称を使わない。
地蔵坂を突き当たって墨堤通り。
道の向こうに「向じま 志"満ん草餅」が見える。
創業明治2年、隅田川の渡しで往来する、
客目当ての茶店として誕生した。
数年前までJ.C.の初詣は近くの白髭神社。
毎年、その帰りに立ち寄ったものだ。
手に持つ袋は増えるがガラス戸を引く。
草餅は餡入りと餡無しの2種類。
無しは白みつ&きな粉で食する。
それぞれ2個にみたらし団子を2本。
袋の手ごたえがズシリときた。
墨堤通りを南下してほどなく先日観た、
「渡り鳥いつ帰る」の舞台、鳩の街に到着。
水戸街道側を入口とすればこちらは出口。
久しぶりに来てみて気づいた。
どこにも鳩の街の表記が無い。
以前はアーチや街灯に
看板が見られたものだが・・・。
おそらく地域に暮らす人々が
旧紅燈街の印象(汚名?)を嫌ったのだろう。
こういうことは彼らの自由で
部外者がとやかく言うものではない。
でも、ちょいと淋しい気持ちになりました。
道筋の中ほどに1軒の物販店。
おでん種を売る傍らで
煮えたおでんが湯気を立てている。
何度も通っていながら気づかなかった。
店名を見上げて思わずのけぞり、
そのまま後ろに引っくり返りそうになった。
=つづく=
「稲荷ずし 松むら 向島店」
東京都墨田区東向島1-15-12
050-5594-5098
「志”満草餅」
東京都墨田区堤通1-5-9
03-3611-6831