2017年11月13日月曜日

第1742話 小雨降る日のはしご酒 (その1)

  「小高い丘の城跡の崩れかけた東屋で、
  その子は父を待っていた。
   この日の朝には帰るはずの父であった。
  それが三つ目の朝となり、四つ目の夜が来て、
  五つ目の朝 が雨だった。」

  ♪   しとしとぴっちゃん・しとぴっちゃん・
    しとぴっちゃん

    哀しく冷たい 雨すだれ
    幼い心をを 凍てつかせ
    帰らぬ父(ちゃん)を 待っている
    ちゃんの仕事は 刺客ぞな

    しとしとぴっちゃん・しとぴっちゃん

    涙かくして 人を斬る
    帰りゃあいいが 帰りゃんときは
    この子も雨ン中 骨になる
    この子も雨ン中 骨になる
    ああ・・・大五郎 まだ三才(みっつ) ♪

          (作詞:小池一夫)

橋幸夫と若草児童合唱団の歌った、
「子連れ狼」は1971年12月のリリース。
当時、棲んでいた板橋区・成増駅前のパチンコ屋で
初めて聴いとき、こりゃいったい何の歌だい?
そうは思ったものの、
”ちゃん”が出て来て得心した記憶がある。

聴いたのは1972年初頭だろうが
この年の3月にモスバーガーの第一号店が
同じ成増の駅前にオープンしている。
オープン直後にトマトスライスが挟まった、
あのモスバーガーを食べたことは何度か書いた。

小雨そぼ降る昼下がり。
しのつく雨というのじゃないが
朝からずっと、しとしとぴっちゃんの鬱陶しい日であった。
現れたのは豊島区・巣鴨駅前である。

例のごとく、遅めのランチをとるつもり。
チェーン展開かどうかは知らぬが
都内各所にあるラーメン店「蔵王」にて
塩ラーメン(これワリと好きなんだ)でも食べようか・・・。
だがネ、ビールを2~3本飲めばそこそこの長居になるしなァ。
料理するオジさんやサービスの女の子(フィリピン系?)に
白い眼で見られそうな気がする。
それも尻の座りの悪いことだよなァ。

=つづく=