2021年3月3日水曜日

第2602話 日比谷の地下から 銀座の地下へ (その3)

“すみませんうちわ”でひとしきり笑ったあと、

見上げた壁の貼り紙は“自撮り棒あります”。

こんなんまで用意してんのかい。

ハハハ、いたれりつくせりでんな。

 

オンナばかりでオトコはわれ一人の「ティーヌン」。

み~んなお一人様である。

タイ料理となれば、圧倒的に女性なんだネ。

孤独のグルメを楽しむオッサンなんてまず見かけない。

 

もともと日本女性は

外国料理の受け入れや外国人との結婚に対し、

オトコよりずっとオープンで進歩的。

食文化や家族制度に封建的なオトコは遅れてるネ。

 

それはそれとして、生春巻の詰め物は

海老、錦糸玉子、米粉、レタス、きゅうり、にんじん。

当然、ソースにはJ.C.があまり得意としない、

ナンプラーが使われているが、それほど気にならない。

フツーに美味しくいただいた。

 

タイの象さんから日本のドライにチェンジして

タイ風焼き鳥のサテーを鳥・豚1本づつ追加した。

すると・・・何やらへんてこなのが来たヨ。

 

タレというか、ヒタヒタのソースの量が半端じゃない。

居酒屋の焼き鳥のタレの10倍はあるな。

そして唐辛子の種だろうか?

白い粒々がずいぶんと投入されている。

従ってめっぽう辛いんでやんの。

 

花形の飾り包丁が入ったにんじんが添えてあり、

これをヘリポートに見立て、串から外した鳥と豚を

少しづつその上に着陸させてはみたものの、

肝心の本体がともに焼き過ぎ。

これじゃ入れ歯の人は硬くて歯が立たないヨ。

 

それはそれとして昭和36年、日活の正月映画に

裕次郎主演の「街から街へつむじ風」があった。

この日のJ.C.は強風のせいで

「地下から地下へつむじ風」もいいところ。

 

ちなみにデュエット曲の定番、「銀座の恋の物語」は

この映画の挿入歌として世に出た。

当時、流行っていた「東京ナイトクラブ」がモチーフの、

言わば二番煎じだが、あまりのヒットぶりに翌年、

映画「銀座の恋の物語」が制作されたのだった。

 

夕食後、DVDで観るとしようかな。

いつものヒロイン、浅丘ルリ子に加え、

江利チエミにジェリー藤尾と、共演者もユニーク。

今日のJ.C.は「銀座の食の物語」だったしネ。

 

「タイ屋台料理 ティーヌン」

 東京都中央区銀座5-1銀座ファイブB1

 03-3569-0365