2016年9月1日木曜日

第1438話 ふりむけばリオ (その6)

そのハネタクのおかげで注目を集めたカヌーだが
五輪ではカヌーのほかにもボートにセーリング、
いわゆる艇モノ競技がかなりの数にのぼる。
ヒマにまかせて数えてみたら30種目もあった。
金・銀・銅合わせて90個のメダルはまさに宝の山、
日本が4年後の量産を狙うならこの”山”を放っておく手はない。
ふ~む、有望選手をごっそりスロヴァキアに送るってか―。

銅メダルでは陸上50キロ競歩の新井広宙にも拍手。
20キロで期待を裏切っていた日本勢だけに
何とか面目を保ったカタチとなった。
さすがに自衛隊である。

最近、話題を集めている自衛隊の駆けつけ警護だが
やっぱりやめたほうがいいんじゃないの・・・
競歩は駆けたら失格だもの。
何てのは冗談、J.C.は駆けつけ警護賛成派であります。

え~っと、あとは何だったっけかな。
前々話でふれた卓球男子シングルスの水谷隼。
バドミントン女子シングルスの奥原希望。
どちらの種目も日本選手の初メダル。
あっぱれ! でありましょう。

シンクロのデュエット&チームも
復活を感じさせてくれて歓ばしいが
目の上のタンコブ二つ(ロ&中)があまりに大きすぎる。
2020年までにどれだけ差を縮めることができるかが課題だ。

重量挙げ女子48kg級の三宅宏美。
競泳女子200mバタフライの星奈津美。
ともに二大会連続のメダルに敢闘賞を進呈したい。

すでに語ったテニスの錦織圭だが
振り返ればちょいとホメすぎた。
ただ今、全米オープンを戦っており、
一回戦を突破したけれど、
考えてみりゃ2年前にはジョコヴィッチを破って決勝進出。
チリッチには屈したものの準優勝の結果を残している。
メジャーの準優勝者にとって五輪で銅メダルは
当前といえば当前のハナシであった。

金メダルにまいりましょう。
半月前に当コラムでふれた時点で日本の金は3個。
体操2個に競泳1個だった。
その後の量産は柔道とレスリングによるところが大きい。
殊に女子レスリングはごっそりだもんネ。
これなら女子にもグレコローマンを新設してほしいくらいだ。

結局は薬局、五輪ネタはサラッと綴るつもりがこの体たらく。
次話で打ち止めにしようと思います。
何せ、いろんなネタが詰まりに詰まって便秘状態となっている。
それにスポーツ興味ナシなんて御仁もあろうことだしネ。
だけんど、あと一話で収まりがつくかのう・・・。

=つづく=