2018年11月13日火曜日

第2001話 レバニラと餃子を食す (その3)

江東区・大島の「亀戸餃子」で沈思黙考。
ニラレバとレバニラ、どちらが人口に膾炙しておるのか?
そのことであった。

帰宅後、調べてみたら同じ疑問を抱く御仁が相当数いた。
中国語では”韮菜炒牛肝”だからニラレバという人。
「天才バカボン」のパパがレバニラの言い出しっぺで
それ以来、急速に普及したとする説。
いろいろあったがレバニラ派が圧倒的多数を占めるらしい。
キャベジンのCMにある通り、
昔はみんなニラレバと呼んでたような気がするけどネ。
まっ、J.C.はこれからもニラレバ派でいくつもり。
第一、慣れてるせいかニラレバのほうが発音しやすい。

そんなことより出来上がったニラレバ、
じゃなかった、当店ではレバニラである。
楕円形の白い皿にてんこ盛りで運ばれてきた。
おい、おい、独りでこんなに食えんやろ。

パッと見、レバーがたっぷり入っているものの、
もやしの量が半端じゃない。
(流行りの”ハンパない”はけして使わない)
レバー・ニラ・もやしのレイシオは2・3・5くらいだ。
ここ数年、いや数十年かもしれんが
ほとんどの店がもやしの大量使用に走っている。
これは本来あるべき姿ではない。

完食不能と思われつつも
味付けはアッサリ、油の量は控えめとあって
順調に食べ進んでいた。
特筆に値しなくともこれなら及第点はあげられる。
野菜が不足がちな独り者には理想的な一品とも言えよう。
そのせいか、やたらめったらレバニラを注文する客が多い。

左隣りに座った学生風が
”レバニラでしゅね~?”娘に問い掛けている。
「ソース焼きそばとかた焼きそばの違いは何ですか?」
思わずJ.C.、首を45度左に捻って
コヤツの顔をのぞき込みそうになった。
(お前、そんなことも判らんの?)
もちろん口には出さずにネ。

学生時代は花盛り、学生風は食い盛り。
餃子・炒飯・ソース焼きそば、みんな頼みやがった。
TVの大食い選手権じゃあるまいし、
そんなには食えねェだろ!

ところが食ったネ。
見事に完食しやがった。
ただし、焼きそばに付いてた紅しょうがだけは
皿の端にみんな弾いてやんの。

=つづく=