2020年8月31日月曜日

第2470話 フォワグラ溶けてウナギに転ずる (その1)

2週間もの長きに渡ってご迷惑をお掛けした、
読みづらい画面の修復がようやく整いました。
何のことはない新しいインターフェイスの片隅に
”以前の Blogger に戻す”の文字を発見したのであります。

本当に小さく、しかも極めて色合いが薄い文字。
こんなん気づくワケないやろっ!
怒鳴りつけたくなりました。

まったくグーグルの馬鹿めがっ!
これからはググる代わりにナグるゾ!
おっと、いけない、セールスウーマンの言うように
目をつけられて意地悪されると困るから
以前同様に今後もググるヨ。
とにかく気分爽快、上機嫌で筆を進めてまいります。

お世話になった友人に倍返し、
じゃなかった恩返しでのため、
粋筋の街、神楽坂のシャレオツなフランス料理店へ。
「bisous 神楽坂」は本多横丁の西側、
風情ある石段の下に建つ瀟洒なビルの2階にあった。

予約時にカウンターを指定したが
目の前の仕切りが高く視線が遮られ、居心地が悪そう。
開店まもない18時過ぎの先客は1カップルのみ。
親切な接客担当が
「お好きなお席にどうぞ!」と言ってくれ、
一番奥の窓際に移動、特等席だネ、このテーブルは―。

冷たいビールでノドの渇きを鎮めたいところなれど、
あいにくプレミアムモルツのみ。
それならこっちがマシと
フレンチハイボール(700円)を所望した。
ブランデーの炭酸割りにカットレモンが浮き沈みしている。
相方は山形県の高畠ワイナリーによるロゼワイン(900円)。

グラスを合わせてメニューの吟味に入った。
コース料理が嫌いな二人は当然、アラカルトを選択。
前菜・主菜を各2皿づつ取り、シェアすることに―。
献立はかくの如し。

スペシャリテ盛合せ(1980円)
長崎産穴子のグラタン仕立て(1870円)
仔羊もも肉の低温ロゼ色ロースト(2980円)
黒毛和牛煮込みとうなぎ蒲焼きのパイ包み仕立て(3480円)
自家製パン(150円×2)

8%サービス&10%タックスが加算される。
料理はすべて2皿に取り分けられて運ばれる由。

当方がハイボールのお替わりをする頃、
最初の1品、スペシャリテがサーヴされる。
これがまた、凝りに凝った球形の容器で登場した。

=つづく=