2021年6月9日水曜日

第2672話 ウイーン風のビーフカツ (その2)

愚か者は閣僚だけじゃなく、民間にもおったわ。

分科会の尾身会長の発言は明らかに越権行為だと?

「日本の国内事情で世界に

『イベント(五輪)やめます』というのは

あってはいけないと思いますよ。

世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任がある」

 

おい、おい、竹中の平蔵よぉ、オメエは相変わらずアホやなァ。

コロ助が国内事情? そうじゃないだろ、全世界的大問題だろ!

越権行為は尾身サンじゃなく、キサマのほうだっての。

何の権限あって五輪強行をがなり立てるんだい?

語るにオチるとはまさにこのこと。

論理の破たん・・・ってゆうかァ、ドタマが破壊されてるわな。

 

オメエにとって平蔵は完全に名前負け。

さざ波フレンド・高橋のセリフじゃないけど屁臓がピッタリ。

まったくもってバカにつける薬はねェや。

 

こんな芋侍は早いとこ叩っ斬っておくんなせェと

鬼の平蔵さんに直訴したら、すげなく断られた。

あの手の輩は刀の穢れなんだと―。

仰せの通りにござりますれば、あっさり引き下がり申した。

 

アホはアホとして、茅場町交差点直下の「香味亭」。

ため息まじりにビーフカツ・ウイーン風を通した。

13時以降はコーヒーがサービスでアイスをお願い。

 

待つあいだにメニューを眺める。

ほかの日の曜日替わりは

ポークソテー ハンバーグ&オムレツ 

シチュービーフ&エビフライ

土曜は気張ってサーロインステーキと来たもんだ。

 

グランドメニューで気になったのは

ミックスフライ―海老・白身・帆立・サーモン(950円)

キングサーモンステーキ(950円)

牛ヒレステーキ150g1600円)

店名を冠するおすすめ品は

ハヤシライス(800円) ビーフカレー(850円)

 

ウイーンでカツレツとなれば、ウインナー・シュニッツレル。

薄い仔牛のカツレツである。

初めて食べたのは1971年5月、本場・ウイーンだった。

3日後にはプラハ・ワルシャワを経由する、

モスコワ行きの夜行列車に乗るスケジュール。

ウイーンにおける3回の夕食は

シュニッツレル・ターフェルシュピッツ・シュニッツレル

ターフェルシュピッツは牛赤身肉のスープ煮。

貧乏学生がけっこうぜいたくしてたんだなァ。

 

整った皿には薄く叩き延ばされたビーフカツ。

その上にレモンスライスとバター1片。

下には塩味のスパゲッティがたっぷり。

ガルニは適量のフライドポテトに

グリーンピースが少々とキャロット1片。

カツのソースはデミグラス。

固めに炊かれたライスは大盛りサービスながら

オッサンは辞退するのが身のためだろう。

この日も健闘したものの、普通盛りのライスが少々残りました。

 

「香味亭」

 東京都中央区日本橋茅場町1-11-2フジビルB1

 03-3664-2169