2021年6月22日火曜日

第2681話 どんぶりに 鳥の心が あふれてた

♪   あふれる若さ あればこそ

  未来に向かい われら立つ

  海の太陽 山の雲

  輝け命の 歌声に

  あゝあゝ あゝあゝ

  青春の胸の血は

  夢ひとすじに 燃えるもの ♪

     (作詞:西沢爽)

 

舟木一夫の7枚目のシングル、

「あゝ青春の胸の血は」は

東京五輪の年の初めにリリースされた。

 

デビュー曲「高校三年生」に始まる、

学園モノの中でもすぐれた楽曲だ。

森友学園の籠池サンがずいぶんほれ込んで

学園創立の際はこの曲を校歌にする予定だった

 

今話は“あふれる若さ”ではなく、

“あふれる鳥の心”のハナシ。

北千住でニラレバと言えば、定食屋「ここのつ}。

おっと、当店は“レバにら”と称するのだった。

 

「ここのつ」は西口の繁華街の反対側、

東口の学生街、銭湯・梅の湯の先の

味噌ラーメン「マタドール」のそのまた先にある。

 

5年前の初訪時はそのレバにらでビールを飲んだ。

フツーに美味しいが特筆するほどではない。

今回はマルイの地下で買い出しをする前におジャマした。

すでに名代はいただいたから

AからIまで9種あるうち、Hセットを択ぶ。

メニューには鶏の唐揚げ(3個)&特製もつ煮丼とあった。

 

配膳されたトレイには

唐揚げ(チキン南蛮風)、鶏もつ煮丼、大豆入りひじき、

サニーレタス&水菜のサラダ、大根&にんじんの糠漬、

なめこ・豆腐・三つ葉の味噌椀。

相当なボリュームながら、手抜きなくシゴトがていねい。

 

もっともよかったのは鰹出しまろやかな味噌椀。

逆にもっとも難渋したのが鶏もつ煮丼。

盛りのよい白飯の上にこれでもかとドッサリ。

それもほとんどがハツ(心臓)。

大量のレバを消費するため、隣接のハツが余るのだ。

 

ハツの名称はは英語のハートに由来する。

焼き鳥屋によってはココロと呼んだりもする。

数えなかったが30ピース近くあって

どんぶりからあふれんばかり。

西荻「出島」の皿うどんは奮闘空しく4分の1を残した。

この日のもつ煮丼は悪戦苦闘の末、3分の1が残った。

 

ココのつサンよぉ、

「もーれつア太郎」のココロのボスじゃないけどよぉ、

こんなには、食えないのココロ!

 

「ここのつ」

 東京都足立区千住旭町43-14

 03-5284-9281