2021年6月21日月曜日

第2680話 4打席連続シンガめし

水道橋「海南鶏飯」の料理を

打包(ターパオ)したので直帰。

そりゃ、何の事だ! ってか? テイクアウトの事ざんす。

 

ビールを飲みながら午後の数時間をだらだらと過ごす。

ホントにだらしないねェ、自慢じゃないけどサ。

6月は日が長いから宵闇せまるまで待っていられやしない。

 

夕食のメインは海南鶏飯。

野菜不足を補うためにシンガポール風空芯菜炒めを作った。

ニンニクと鷹の爪で炒め、鶏ガラスープを少々注ぐ。

XO醤、豆板醤、オイスターソース、

サンバルブラチャンなどを好みで加えてもよいが

この夜はシンプルにいった。

 

現地ではこの料理、チリカンコンと称される。

カンコンは空芯菜のこと。

ピーターフォーク扮する、

コロンボ刑事の大好物は挽き肉と豆のごった煮だが

あちらはテクスメクスの代表的料理、チリコンカンだ。

 

ここの鶏飯は何度も食べているけれど、あらためて旨し。

チリカンコンの働きもあり、

シンガポーリアン・ディナーを満喫した。

 

翌朝、ロティ・プラタとカレーソースを食卓に並べた。

ロティはマレーやインドでパン類全般を指す。

狭義では全粒粉使用の無発酵クレープのこと。

プラタの意味は平ぺったいだから英語のプレートかな?

 

シンガポール時代、オフィスで取る朝食は

ロティ・プラタが好きだった。

当店のロティはちと油っこい。

カレーソースも現地とは微妙に異なる気がする。

クミンが主張してマレーよりインドに近いような・・・。

 

普段は毎朝ミントティーのところ、

ロイヤルミルクティーにしてみた。

イチゴを食べる習慣がないから

家に練乳の用意がないため、ミルクを沸かして淹れた。

 

数時間後、ランチはフライドホッケンミー。

中国語表記は福建炒麺。

シンガポールのチャイニーズのルーツをたどれば

福建省がもっとも多く、

続いて広東、潮州(テオチュウ)の順だろうか。

 

豚肉・玉子・野菜たっぷりの炒麺は食べ出があった。

ビールの助けを借り、どうにか完食する。

西荻「出島」の皿うどんもビールさえあれば

食了可能だったことがここに証明された。

 

前日の昼から4打席連続のシンガポールめし。

あえて順位をつければ

鶏飯→ラクサ→ロティ→ホッケンミー となる。

 

タイのカオマンガイよりシンガポールの海南鶏飯を

こよなく愛するJ.C.であります