2021年7月12日月曜日

第2695話 大谷の 勝利見とどけ 寒天ラーメン

珍しくもNHKが地上波でMLBの中継放送。

TV欄に気づいた時はもう5回じゃないか―。

この日は2番ピッチャー・大谷の貴重なゲームだ。

勝利投手の権利を持ったまま7回で降板したが

何とか後続がリードを守ってめでたく4勝目。

しっかり見とどけて家を出た。

 

行く先は近所の団子坂下。

短パンにサンダル履きの軽装と来たもんだ。

数日前にも通りかかった「甘味処 百(もも)」。

そのときウインドウの貼り紙に目が止まった。

 

ん? 寒天ラーメンってか?

岐阜県・恵那市山岡町の特産、細寒天使用のラーメンは

心太(ところてん)のようにヤワでなく、

シャキッとした歯ごたえが特徴とのこと。

ハナシの種というか、ブログのネタに試す気になった。

 

店内にはオジさん独りだが奥にオバさんがいる気配。

さっそく注文すると、セットがおトクとおっしゃる。

あんみつとの組合わせが950円、別々だと1100円。

そういやあ、ついこの間も日暮里の「談話室」で

中華そば&みつ豆のセットを食べたっけ。

せっかくなのでお願いした。

 

あるあさ、みせのおじさんと

けんかしてうみににげこんだのは およげ!たいやきくん。

あるひる、みせのおじさんの

ごしじにすなおにしたがったのは たべろ!オカザワくん。

 

サービスだという小さなサラダは

レタスにキャベツにミニトマト。

ありがとう、オジさん。

 

さて、本日の主役、寒天ラーメン。

小さめのどんぶりに泳いでいたのは

小指サイズのゆで海老1尾、厚めのナルト1枚、

かなりの量のワカメだった。

 

まずは醤油味のスープを一口。

甘い口当たりは京都の和風喫茶にありそうなタイプだ。

細寒天は確かにシャキッとしてるが

よりシャッキリのワカメにアシストされている。

 

卓上には白コショウの代わりの七味唐辛子。

これが楊枝入れに入ってるんで

よく出ること、出ること。

まっ、オジさんにはすまないけれど、

一度いただけば、じゅうぶんですかな。

 

あんみつに取り掛かる。

昨今の主流の黒みつ仕立てだ。

たいやきくんが重たがったアンコに赤エンドウ豆。

あとは、パイン・キーウィー・みかん・求肥の陣容。

あまり欲しくないあんみつもキラいではないかな?

少なくともお汁粉・ぜんざいより食べやすい。

 

ラーメンとあんみつ。

寒天を食べ重ねた平和な午後でした。

オオタニサ~ン!も勝ったしネ。

 

「甘味処 百(もも)」

 東京都文京区千駄木2-35-6

 03-3822-9481