2023年11月13日月曜日

第3404話 そうは問屋が卸さない (その2)

北千住は飲み屋ストリートの行きつけ店「幸楽」。
希少な白身に加えて、天ぷらも魅力だ。
イワシ・ハゼ・キス・穴子が不動のカルテット。
素材の質に揚げ切りもよろしく、
つい、食指が動いてしまう。

そしてもつ焼き(焼きとん)がまたけっこう。
2本しばりながら
異なる部位を1本づつもOKだから
常にレバとシロをお願いしている。

この日は柳川みたいに熱々で運ばれる、
ニラ玉を追加し、これをつまみに
ボール(酎ハイ)を2杯飲んで2軒目に移動。
移動といってもほとんど目の前、はす向かいだ。

「千住の永見」は実に久方ぶり。
これもみな「幸楽」のおかげだ。
いや、せいだ。
あちら11時だが、こちらは15時開店、
とてもじゃないが待ちきれない。

ドライの大瓶と名物の永見揚げを通すと
お運びのオバちゃんに笑われた。
「ハハハ、千住揚げネ」
「それ、それ、しばらく来てないから
 名前忘れちゃったヨ」
「アハハハ!」
「そんなに笑わなくても・・・」
「ごめんネ、ごめんネ」
アンタはU事工事かい?

千住揚げは自家製さつま揚げ。
玉ねぎがいっぱい入ってソフトタッチ。
小さいのがコロッと3カン付けで来る。

フツーのとニンニク入りがあり、
ここは”入り”でお願いした。
何となく気に染まって
”寄れば頼む”の一品となった。

当店でもボールと呼ばれる酎ハイにチェンジ。
つまみももう1品いきたい。
目の前にあるガラスケースのブツが旨そう。
タコじゃなくてマグロのネ。
注文した。

まだ開店30分につき、空いている。
だからじゃないけど、
居心地ははす向かいよりずっといい
とは言え、あっちの白身は百難隠してあまりある。

「幸楽」と「永見」。
幸、永かれと祈らずにいられない。

「幸楽」
 東京都足立区千住2-62
 03-3882-6456

「千住の永見」
 東京都足立区千住2-62
 03-3888-7372