2012年3月8日木曜日

第268話 あゝ 酔いどれ天使 (その3)

昨夜はTVを観るのに忙殺された。
【19時】 ひかりTVでヒッチコックの「泥棒成金」
【21時】 NHK・BSで「日本サッカーの50年・・・ 第三夜」
【22時】 フジTVでアルガルヴェ杯決勝 日本VSドイツ
それに加えて
【翌4時半】 NHK・BSでダルビッシュ・デビューのオープン戦

ホントに好きだわ、おかげで寝不足だわ。
ただ、われながらエラいのは
くだらんヴァラエティ番組が見当たらんこと。
スポーツと映画だけである。
報道番組も観ろよ! ってか?
いいの、いいの、
BSがしょっちゅう短いニュースを流してくれてるから。

なでしこは相変わらず見せてくれました。
勝負はときの運・・・っていうかァ、
佐々木監督はアルガルヴェカップとキリンカップで調整して
目標はロンドン五輪に定めているんだからネ。
とにかく楽しませてくれてムイト・オブリガード!
おい、サムライもなでしこを見習えよなっ!

さて、さて、まだ「江戸一」の中途だ。
たびたび当ブログにも登場する名店はその名が示す通り、
東京一の酒亭と言い切っても過言ではない。

Why ? ときましたか。
Because
一、小粋な空間に穏やかな時間が流れている
一、洗練された客たちにバカがまったくいない
一、選び抜かれた酒と肴の取り揃えに過不足がない
一、心のこもった女性たちの接客が無聊を慰めてくれる
まあ、こんなところでしょうか。

季節によって替わるつまみのうちで気に入りは
桜海老おろし、ほたるいか酢味噌、いくら醤油、
酢がき、水茄子、上りかつお、お新香といった面々。
飲むほうは通常、キリンラガーの大瓶で始める。
清酒に移行してからは
かつて褒紋正宗や真澄が主流だったが
最近は温故知新、菊正宗の一合瓶に落ち着いている。
正一合だからどれだけ飲んだか一目瞭然なのがよい。
と言いたいところなれど、当夜はその限りでなかった。

体調を戻した相方と菊正をやり出したところ。
談論風発して箸を休めたまま、もっぱら酒盃を重ねる。
途中、記憶が飛んじまったくらいだ。
あとで相方に確かめたら目の前には一合瓶が7本、
カラになって並んでいたんだと・・・。
しかもヤッコさんは1合半しか飲んでないんだと・・・。
ゲッ、ちゅうことは5合半も飲んだんかいな。
おまけに高清水の徳利も1本やっつけてるし、
こんなに日本酒を摂取したのは何年ぶりだろうか。

=つづく=