2012年3月16日金曜日

第274話 再び部下と飲みました (その1)

昨日、当ブログに初登場した元部下のA子。
あれからしばらくして、またメールが届いた。
また香港に行ったので、またみやげを買って来たという。
何とまた「鏞記酒家」で晩餐会を催したのだ総理、
もとい、のだそうだ。

宮城在住ののみともR子は「福臨門」専門だが
新しいのみともA子は「鏞記」にぞっこんじゃないか。
どうして日本のオンナはこうも一途(いちず)なんだろか。
まっ、恋愛も行きつけも一途なほうが
余計なトラブル回避に好都合ではあろう。

でもって、こたびは江東区・住吉界隈に案内した。
A子曰く、講師仲間の女性を一人同伴したいとのこと。
オトコはともかくオンナなら異存はない。
二つ返事でOKと応じた。

当日は独り早めに江東区入り。
都営新宿線・大島駅に降り立つ。
この大島は”おおしま”ではなく”おおじま”と濁る。
彼女たちとの一次会会場は
同じ新宿線・住吉駅前の「山城屋酒場」だが
その前に1軒立ち寄りたい酒場が大島にあった。

目当ての「ゑびす」はコの字カウンターだけの小店。
大塚「江戸一」にレイアウトは似ていても雰囲気が異なる。
あちらはホワイトカラー中心、こちらはブルーカラーが主体。
流れる空気が違っていても呼吸の仕方ひとつで
ともに酒飲み天国と化すところが名店たる所以であろう。

葛飾区・四つ木にも同名の「ゑびす」があるが
両者の相互関係は知らない。
と、ここまでで「ゑびす」の紹介はやめておく。
ただ今15日の16時過ぎ。
実はコレを書き終えたら今夜もそこへ出掛けてゆくのだ。
したがってアップはまた近いうちにあらためて―。

大島―西大島―住吉と2駅ぶん歩き、乙女たちに合流。
「山城屋酒場」の下町チックな暖簾をくぐり、
さっそく生ビールで乾杯。
生中を2杯やっつけてきたのに
小半刻歩いたから、まだまだビールが旨い。
同じ生中でもここのは「ゑびす」よりワンサイズ大きめだ。

さて、紹介されたA子の同僚・R美嬢は若干24歳ときたもんだ。
二人には10歳近い年齢差があるものの、
妙に気が会い、絶好ののみともなのだという。
その日は水曜だったがすでにその週、一緒に飲むのは3夜目とのこと。
(コイツら馬鹿じゃねェの!)
思わず心の中でつぶやいた。

聞けばR美の父親はコニャックのレミー・マルタンが大好物。
それゆえ自分の娘をR美と名付けたのだと!
彼女の本名がバレちゃったけど、娘が娘なら親も親で
二人とも馬鹿じゃねェの!

=つづく=