2015年7月24日金曜日

第1149話 なかにし礼を聴く (その4)

なかにし礼のマイ・ベスト20を続ける。

⑧ 以前、この曲をクローズ・アップしたことがある。
  ユニークなグループ、キング・トーンズのベスト・ナンバー。

⑨ 作曲はジュンの実兄の三木たかし。
  ♪ 胸ふかく抱て ♪ は ♪ 胸ふかく抱て ♪ のほうがスッキリ。
  かれこれ半世紀のあいだ、胸ふかく引っ掛かっている。

⑩ 記憶が確かならば、「男はつらいよ 奮闘篇」に挿入されていたハズ。
  リスペクトしてやまない筒美京平が作曲担当。

⑪ GP全盛時代の1968年夏、ホテルでバイトしていた。
  東京駅への生き返りによく口ずさんだマイ・メモリアル。
  人生で一番楽しかった頃かも・・・。

⑫ チョーさん担当の5番の歌詞。
  ♪ やって来ました倦怠期 不貞くされ女房は家出して ♪
  ハハハ、無条件で笑える。

⑬  ♪  最後の曲が 終わっても 踊っていたい いつまでも ♪
   ♪ つらい話はよそう 燃える口づけしよう ♪
   じゃ、何だってオメエたち、別れるんだべサ?

⑭ 欧州放浪から帰った1975年。
  街に流れていたのは「シクラメンのかほり」、「エマニュエル夫人」、
  そして細川たかしののデビュー2作目、「みれん心」だった。

⑮ なかにし自身の作曲による「風の盆」とほぼ同時期のリリース。
  ♪ 遅すぎた恋だから 命をかけてくつがえす ♪
  歌うさゆりは3番の詞がことのほか気に入りの様子。

⑯ ♪ 今日でお別れね もう逢えない
    あなたも涙を 見せてほしい ♪
   別れるときは男も涙を見せてあげましょう。
   すんなり別れるためにも―。

⑰ 元は異なる詞をアイ・ジョージが歌ったが鳴かず飛ばず。
  大ヒットの功績は作詞家にあり。
  ♪ 言わないで なぐさめは ♪ が
  ♪ こんなかたちで 君と出会い ♪ だった。

⑱ 元大関・琴風の名唱。
  ブレないハスキーボイスは同じ角界歌手・増位山の上をゆく。

⑲ 阿久悠が「また逢う日まで」なら、なかにし礼は「五月のバラ」。
  ともに尾崎が歌わなければ、布施明が歌っていたであろう。

⑳ アルゼンチンの歌姫もすでに還暦超え。
  でもやっぱりスペイン語圏は日本語の発音が上手だわ。

次点: 美川憲一と並んでニューハーフの嚆矢ピーター。
    どうしてオカマは低温の魅力なのかしらん?

長々とおつき合いくださり、ありがとうございました。
なかにし礼サンの復活を心より祈っています。

=おしまい=