2018年3月15日木曜日

第1828話 今年で引退のチヨちゃん

奥村チヨが今年いっぱいでの引退を表明した。
初めて彼女の歌声に接したのは中学二年生のとき。
「ごめんね・・・ジロー」である。
名前を忘れちゃったが
ちょうどその頃、同学年に彼女そっくりの子がいて
かなりの評判と人気を得ていたっけ。

あれから早や半世紀、
ずいぶんと長いこと歌ってきたんだネ。
例によってチヨちゃんのマイ・ベスト5。
あんまり聴きこんでいないから、5でご勘弁を。

① 北国の青い空・・・ベンチャーズの作曲。
② 中途半端はやめて・・・ほとんど唯一の演歌
③ 終着駅・・・歌手人生を賭けた勝負曲
④ 川の流れのように・・・ひばりのカバーに非じ
⑤ スワンの涙・・・オックスのカバー
次点:花になりたい・・・珍しくも平尾正晃作曲

①は初期の佳曲、好きだ。
有名な”恋3部作”より以前、1967年にリリースされている。
世はグループサウンズ全盛時代で
ちなみにその年のレコ大受賞曲は
ジャッキー吉川とブルーコメッツの「ブルー・シャトー」。

のちの③に通ずる大人の歌だから
彼女自身はこの路線を継承したかったものと想像される。
本人も歌うのを渋ったといわれる、
”恋3部作”は無用の長物だったワケだ。

   ♪  風にまかれた 私の髪に
     野バラの甘い かおりがせつない
     北国の空と湖
     二人の恋は ここにねむる

     あなたのために
     私は祈る 二度と帰らない 
     夏の日の恋よ 恋よ

     白い小舟に 野バラをかざる
     北国の青い 空はないてる  ♪

          (作詞:橋本淳)

息の長いヴォーカリストながら
紅白歌合戦にははるか昔、
たったの3回しか出場していない。
行きな計らい(?)をみせるNHKのことだから
今年は4回目の出場が確実視される。

でもねェ、あの放送局はときとして
肩透かしを食らわしてくれるからなァ。
おっと、それは大相撲のハナシでした。