2018年7月20日金曜日

第1919話 中村橋でタコ揚げを (その2)

西武池袋線・中村橋の「大天」。
2本目のビールを飲んでるところにつまみが運ばれた。
それにしてもビールがちとヌルいな。
1本目も気になったんだが今度のはもっとヌルい。
まっ、許容範囲だがネ。

まずタコ揚げである。
”焼き”でなくって”揚げ”である。
もっとも築地の名を騙った群馬発祥の「築地 銀だこ」なんか、
油をたっぷり使うから揚げてるようなもんだわな。

デッカくまん丸いのが5カン付けで来た。
デカ過ぎて粉が多いせいか、食感はあまりよろしくない。
過ぎたるは及ばざるが如し。
掛かってるソースはオタフクだネ。
どうにか2つやっつけて
3つは真っ赤な紅しょうがともども相方に進呈した。

アジの昆布〆は小アジの半身が4枚。
それぞれの下に大根&にんじんのナマスが敷いてある。
これは酢〆ではない昆布〆の酸味を補うための工夫だろう。
鮮度のほうもギリギリOKだった。

鮮度落ちを再利用する意味合いもあろうが
手間ひまの掛かる昆布〆の一仕事を
あえて大衆食堂がこなす誠意には敬意をもって応えたい。
とはいえ、フツーの客はアジの昆布〆よりも
たたきやフライに走りがちだがネ。

ここで3本目のビール。
ややっ、こいつはよく冷えてるじゃないの。
種明かしは簡単で冷蔵ケースに並んでる瓶を
手前のほうから順にサーヴするせいなんだ。
冷たいものは奥から奥からお願いしますヨ。

そして最後に串かつ。
揚げ油に劣化とてなく、わりとアッサリ揚がっていた。
ただし、ほとんどが玉ねぎで肉感に乏しい。
まっ、玉ねぎは大好きだから問題ないが
熱の通し過ぎでベチャッとしていた。

添えられたキャベツと貝割れ大根に
市販と思われるドレッシングが掛かっている。
サウザンアイランドに間違いはないものの、
ほんのりとクミンが香る。
おかげでエキゾチックな仕上がりとなった。

1時間ほどの滞在でお勘定。
くだんのオジさん「、
「3050円だけど、3000円で―」
引き取ったJ.C.は
「いいですヨ、いいですヨ」
そう言いながらも続けて
「それじゃ、お言葉に甘えて―」
千円札を3枚取り出したのでありました。

「大天」
 東京都練馬区貫井1-2-10
 03-3990-5602