2022年3月21日月曜日

第2975話 つまんだ刺身は カサゴと赤貝

「キッチン ラッキー」での昼食後、

クネクネのたうつ七曲りを抜けたら

尾竹橋通りと中央通りが交差するX字路に出た。

東武伊勢崎線・竹ノ塚駅は目の前だ。

 

西口をブラつき、中途半端な時間に飲める店を発見。

しかしながら、つくね専門店だった。

他の部位も一通り揃うが専門のつくねは外せない。

さっき牛・豚合い挽きハンバーグを食べたばかりで

すぐまた鳥挽きのつくねかい?

挽き肉ばっかり食ってられへん。

 

東口に回ると2年前に利用した、

「キッチン ホトリ」のシャッターが降りている。

同じ並びに海鮮居酒屋「縄暖簾 行っ徳」があった。

店頭の水槽は、牡蠣・帆立・北寄・赤貝と貝づくし。

値段も手頃で入店した。

 

生はプレモルにつき、ドライの中瓶を所望すると

エスカベッシュというか、南蛮漬けのお通し。

うん、コレは真鯛だネ。上品な味付けが好もしい。

食卓に「スシロー」や「くら寿司」でおなじみの

注文用タッチパネルが設置されている。

 

お通しの385円に納得しながら

赤貝刺し(660円)を発注。

まぎれもない本玉だから良心的な値付けだ。

似非わさびは置いといてパクリ、旨いっ!

 

気を好くして中瓶とカサゴ刺し(550円)を

パネルでポチッ、ポチッ。

赤貝は水槽の活けを目撃したから安心。

ブツを見てないカサゴはちょいと不安だった。

貝類同様、サカナくんたちも良質だろうか?

 

はたして・・・いいねェ、いいですねェ。

朝締めのプリプリ感がちょうどよい。

切り身から推し量るに、やや大き目の個体は

近似種のユメカサゴかもしれない。

褐色のカサゴ、紅色のユメカサゴ、皮目を見れば

一目瞭然だが刺身となっちゃ、区別がつかない。

食味はカサゴが上ながら旨みじゅうぶんなり。

 

1時間近くの間、店内にずっと独り。

地元の若い夫婦者が来店した。

これを潮に金2691円也を支払い、当方は退店。

都心の店より2割、同じ足立区・北千住なら

1割ほどの割安感があった。

 

舎人公園は良い公園。

「行っ徳」は良い居酒屋。

本日の守備は上々でありました。

 

「縄暖簾 行っ徳」

 東京都足立区竹ノ塚6-5 竹ノ塚第三団地三号棟

 03-6856-6685