2022年3月1日火曜日

第2961話 霜降り馬刺し フロム 熊本 (その1)

余計な雑用でモタモタしてしまい、

仕掛けが大幅に遅れた。

目的地の江戸川区・平井に着いたのは14時。

日頃から心に決めているのは

14時までは遅い昼めし、

14時以降は早い晩酌である。

 

この日は「きんめ家」で金目鯛。

あるいは「焼きどころ とんとん」で

あわよくばアブラボウズの腹積もり。

だけど両店とも昼の営業を終了していた。

 

こんな時間じゃランチ難民、

あいや、晩酌難民もいいところ。

狭い町をほぼ一周した。

唯一、飲めそうだったのが

スナックだか居酒屋だか判然としない1軒。

 

「かあちゃん酒場 みちのく」の入口には

「やってるよ!」の木札がぶら下がっていた。

ノー・アザー・チョイス、入るっきゃない。

土井たか子に背中を押され、足を踏み入れた。

 

右手に6席ほどのカウンター。

やや広めのフロアは四人掛けが6卓だったかな。

モロにスナックの居抜きである。

先客のオジさんがカウンターの一番手前で

ドライのレギュラー缶を飲んでいた。

 

オモテの品書きには生&瓶のビールが

明記されてたが缶ビールかや?

オジさんが客だかスタッフだか

これもまた判断しかねた。

 

「お店やってますか?」―訊ねると

「うん、でも今オネエさんがいない」―との返答。

え~っ、っと思ったものの、オジさんが

「おお~い!」―奥に声掛けしてくれて

「は~い!」―ぽっちゃりしたネエさん現る、現る。

 

生はないようでドライの中瓶を通した。

お通しはイカ塩辛とほうれん草ひたし。

本日のおすすめボードに

熊本産 霜降り馬刺し 800円 

ホタテのバター焼き 600

まぐろブツ 500

 

レギュラーメニューは

イカ丸焼き・とり唐揚げ・豚キムチ・

ローストビーフ・煮込みハンバーグ

などなど。

 

鳥・豚・牛に馬まで揃い、

此処は意外と当たりかも知れないゾ。

期待しながら塩辛に箸を延ばした。

 

=つづく=