2024年8月19日月曜日

第3604話 東京にも鎌倉がある(その1)

東京都内にも鎌倉があります。
なあんて言ったら
オマエは何を言うとるんだ!
となりますわな。
でもネ、あるんですヨ、ジッサイ。
ところは葛飾区。

その日は日暮里駅から京成本線に乗り、
江戸川区・京成小岩に向かった。
たまたま来た特急列車は
小岩には停まらず、一つ手前の高砂で下車。
数日前も京浜急行の青物横丁で降りて
鮫洲まで一駅歩いたが、その二の舞である。

線路沿いにテクテク。
高砂北公園を過ぎた頃、
地番は高砂3丁目から4丁目へ。
そしてほどなく鎌倉2丁目に移った。
思い出すなァ。
15年も以前、この道筋を今は亡き、
めしとも・金ピカ先生と連れ立って歩いた。

彼のオフィスが千葉県・市川にあり、
駅前で待ち合わせて
そこから高砂まではるばると
今日の逆筋を往ったのだった。
途中、鎌倉1丁目の町中華で
昼めしを食ったっけ。

当地・鎌倉は正保(しょうほう)年間、
将軍・家光の時代の改定図に
鎌倉新田の名が見られ、それが初出。
名前の由来は鎌倉八幡宮を勧請、
鎌倉から来た源右衛門さんが開発など、
諸説あるものの、決め手はないらしい。

さて、本日は鎌倉1丁目から
区ざかいを越えて
江戸川区・西小岩5丁目にー。
京成小岩駅の手前、
目当ての「三平大衆酒場」に到着した。
すると、シャッターが降りてるじゃん!

昨日からお盆休みだとサ。
ガッビ~ン! あんだよぉ!
でも、これは J.C.が悪いやネ。
調べを怠ってんだもの。
毎日がお盆休みの身には
世間一般の常識が欠落しとるな。

「三平」は出直すほかにない。
けれどもそこから苦労した。
代替店が見つからないんだ。

=つづく=