2012年7月4日水曜日

第352話 ほどなく小岩を再訪 (その1)

”寅さんシリーズ”に3本も出演した浅丘ルリ子。
「寅次郎ハイビスカスの花」では
彼女扮するキャバレー歌手・リリーが江戸川区・小岩に現れる。
リリーの影を慕いつつ、J.C.は独り小岩の駅に降りたのだった。

その日からほどなく、小岩再訪の機会に恵まれた。
いや、実は自分で機会を意図的につくったのだ。
北国の酒友が出張で上京してきた折、
一夜、小岩を案内することに。
「ディープな町で面白いぜ」―
水を向けると二つ返事のご承諾である。

仕事を済ませて駆けつけて来る友には悪いが
こちとらノンビリ待ってなどいられやしない。
一足先に現地に乗り込み、
軽く生ビールを1~2杯という腹積もりだ。

チェーン店の「かぶら屋 小岩店」へ。
チェーンのワリにここは使える。
一人か二人での零次会に打ってつけなのだ。
なんとなれば、つまみをあんまり取らなくとも
イヤな顔をされないからネ。
ありがたいことにくだらぬ突き出しなんぞもない。

焼きとんが1本80円。
串焼きや串揚げも80~100円。
当夜はカシラとハラミが塩、レバはタレで。
あとは玉ねぎの串揚げを1本だ。
焼きとんのタレが独特でニンニクが効いている。
以上で生中(小に近いがネ)を2杯飲んだ。
滞在時間は45分ほどだったか。

到着した友を最初にエスコートしたのは
小岩随一の大衆酒場「大竹」。
珍しいじゃが芋入りの煮込みが名物だ。
ん? 煮込みに芋なんか邪道だ! ってか?
その気持ち、よく判りますがここのは別格。
一度味わってみておくんなせェ。

下手な中華屋のそれなんざ、
足元にも及ばぬレバニラ炒めを追加する。
ここでは生中とレモンサワーを1杯ずつ。
相方もなかなかの飲み手で順調にグラスを傾けている。

何しろ小岩一の人気店につき、次から次と客が到来する。
長居は迷惑、前回も訪れた「銚子屋」へと向かった。
京成の北小岩とJRの小岩の中間点に位置するこの店は
どっちから歩いても10分はかかろうか。
歩くのが苦手の向きにはさぞ億劫であろうよ。

見覚えのある一軒家が庶民的な住宅街に現れた。
 やって来ました町はずれ

ツレは興味津々の様子で瞳を輝かせている。

=つづく=


「かぶら屋 小岩店」
 東京都江戸川区西小岩1-22-10
 03-5694-5290

「大竹」
 東京都江戸川区西小岩1-19-26
 03-3658-2179

「銚子屋」
 * 昨日のブログを参照してください