2012年7月27日金曜日

第369話 天ぷらとかき氷 (その1)


台風並みの暴風雨が来襲したりもして
今年の梅雨はとんでもない梅雨だった。
そんなバカ梅雨が明け、本格的な夏の到来だ。
夏大好き人間のJ.C.,は夏バテとはまったく無縁。
炎天下に傘も差さず(男は差さないか)、帽子もかぶらず、
ひたすら歩いてさんざん汗かいて、一人悦に入っている。

今年最高の35℃を記録した昨日も
北からの来訪者を案内して午前中から入谷へ。
ところが行く途中で右折すべき角を
左折してしまい、思わぬ回り道を強いられた。
可愛そうにツレは額に汗して青息吐息。
さもありなん、東京の夏は北国よりずっとキビしい。

この稿を書いたのは昨日の夕方。
入谷・浅草のプチツアーから帰宅後、
ぬる目のシャワーで汗を流して書き始めた。
今は亡き松尾和子の2枚組CDを聴きながらネ。
掛かっているのは「イルカに乗った少年」で次が「シャレード」。
Disc1はアメリカン・スタンダード特集なのだ。

さて、到着したのは「天ぷら大塚」。
コンパクトにして清潔な店内が好もしい。
天ぷらランチ(940円)とそのかき揚げ付き(1260円)をお願い。
かき揚げは二人で分け合うつもりだ。

海老・小メゴチ・穴子切り身・かぼちゃ・オクラ・稚鮎2尾・
海老アゲイン・小柱かき揚げの順で供された。
しじみ味噌椀・新香・ごはん・デザートが付く。
この値段でこの内容、しかも揚げ立てには脱帽。
あえてアラ探しをすれば、可愛らしいメゴチ&穴子と、
かき揚げが少々フリッター風だったこと。
特筆すべきはごはんの美味しさで、珍しくお替わりしたくらい。

Disc1が終了し、Disc2にチェンジ。
こちらは16曲すべてがフランク永井とのデュエットだ。
フランク&和子、あの世でも仲良くしてるかな?
「東京ナイトクラブ」でスタートした。

「天ぷら大塚」は正午を過ぎるとにわかに立て込んで
順番待ちの客が壁際に並び始めた。
長居は無用にして店にも迷惑、速やかに席を立つ。
このあとは来訪者のリクエストに従い、
東京一のかき氷を味わいにゆく。
おっと、その前に大事なミッションがあったっけ・・・。

ここで =つづく= としたのだけれど、
サムライブルーがプチ無敵艦隊を撃破したため加筆。
ただ今、本日の午前3時である。
フランク永井の「東京午前三時」がBGMにふさわしいが
聴いているのは EGO WRAPPIN’の「色彩のブルース」。
真夜中にはピッタリだわ、この曲は。

日本VSスペインはスピード感あふれるナイスゲームだった。
後半50~60分の日本の攻撃は
スペインのディフェンスラインをズタズタにしたものの、
シュートは枠内に飛ばさなきゃ入ることはない。
75分あたりから足が止まるのではと危惧したものの、
それは杞憂に終わって何より。
もちろん11人対10人の数的有利に加え、
15℃のスコティッシュ・ウェザーにも後押しされている。
とは言え、世界中にそれなりの衝撃を与えたことも事実。
終了と同時に湧き起こった観客の拍手喝采が
如実にそれを物語っている。

どちらかがトーナメントで日本と当たると予想される、
ブラジルVSエジプトまであと数十分。
これじゃまったく寝られやしないや。

=つづく=