2012年7月30日月曜日

第370話 天ぷらとかき氷 (その2)

毎日がロンドン五輪のTV観戦。
昨日は男子66kg級の準々決勝にブッタマげた。
延長後の旗判定は主審・副審の3人が雁首揃えて
韓国のチョ・ジュンホに青旗を上げたのだ。
延長に入ってから日本の海老沼匡の掛けた技が
有効ポイントとなったものの、
ジュリー(審判監視委員)の介入で取り消され、
試合続行となった経緯もあり、観客はみな、
海老沼の勝利を信じていたからサァ、大変。
会場はブーイングの嵐となった。

殊に観客席にいた篠原監督が口角泡を飛ばして猛抗議。
結局、再びジュリーが介入して旗判定のやり直し。
今度は手のひらを返したように揃って海老沼の白旗だとヨ。
前代未聞の不祥事、と言いたいところながら
よみがえるのは12年前のシドニーだ。
例の100kg超級決勝における大誤審事件である。
歴史は繰り返す、あのときも当事者は篠原だった。
思えばもしも彼が今回みたいに猛抗議していたら
ヒョッとして・・・んなことあるわけないか。

しっかし、あのジュリーってのはうっとうしいねェ。
何のために主審が畳に上がっているのか判らなくなる。
ジュリーのほうが主審より権威があるってのも何だかなァ。
まっ、おかげでシドニーみたいな誤審がなくなるんなら
ジュリー制度の導入に反対はできないけどネ。
戦いすんで何の因果か、
海老沼とチョは銅メダルの表彰台に仲良く並ぶことになる。

立ち上がりからしばらくモタモタしていた、
男子サッカーのモロッコ戦は結果オーライでめでたし。
あんな試合運びでもかなりのシュートチャンスを作るんだから
それなりに強いチームになったのだろう。

てなこって五輪ネタはここまでにして先週のつづき。
日本とスペインが戦った木曜日。
その日、天ぷらからかき氷に移動する前に
こなすべき用事がまだ入谷にあった。

「天ぷら大塚」を訪れる際、交差点を右折するところ、
左折したせいで1軒の精肉店に遭遇する。
店名は「坂原商店」。
店頭に並べられた弁当や惣菜が
いかにも昭和の肉屋風で美味しそう。

深夜にはサッカーもあることだし、
自宅でゆっくり晩酌しながら試合開始を待つ気になり、
酒の肴を調達する必要が生じていた。
いろいろ購入したが報告はまた近々。

さて、天ぷらのあとのかき氷。
とここまで書いたものの、
柔道の珍事件のせいで紙面に余裕がなくなった。
明日あらためて仕切り直すこととします。

=つづく=