2020年2月17日月曜日

第2330話 3年ぶりのキトキト酒場 (その1)

大田区・大森町をあとにして
この日も早仕掛けの昼下がり飲み。
京浜急行の各駅停車に乗って
神奈川県横浜市・新子安にやって来た。

どこか酒場が開いていれば、
軽く1杯の腹積もりだったが
「M」は定休日、「A」と「K」は支度中で全滅。
儚い夢破れて目的地の東神奈川に向かった。
JRなら東神奈川だけれど、京急だと仲木戸。
隣接する二つの駅前にサカナの楽園「根岸家」がある。
キトキト鮮度が自慢の海鮮酒場は3年ぶりだ。

16時の開店を前に相方と合流したのは15時半。
このままボーッと馬鹿ヅラして
30分も待ってたらチコちゃんに叱られる。
店先に客の列もないことだし、
この様子なら大丈夫とタカをくくり、
駅同士の改札を結ぶ2階通路脇にある「立呑み 龍馬」へ。
新宿の歌舞伎町にも系列店を持つ店だ。

スーパードライの中ジョッキをガチンと合わせた。
おい、おい、ちょっと待てヨ、ここはキリン生麦工場と
キリン発祥の地・横浜の中間だぜ。
言わばキリンの牙城で堂々とアサヒを飲ませる、
店側の心意気にもう一度乾杯!

「龍馬」の名物は串揚げだが
このあと新鮮なサカナたちが待っている
つまみは葉わさび漬だけで勘弁願おう。
店の掛け時計が15時45分を指し、
表へ出て「根岸家」の店先を遠望すると、
ヤッベエ! 行列が出来ちまってる。
遠目にも10人は確認できた。

のんびり屋の相方を急かして
ジョッキに残ったビールを飲ませ、緊急移動。
列の最後尾に着いたとき、われわれは13番目だった。
開店前から並ぶ客はすべてカウンター狙い。
記憶をたどると「根岸家」のカウンターは確か14席だ。
どうにか滑り込みセーフと思われた。

ほどなく暖簾が出されて一同、順次店内へ。
図らずも女将にテーブル席を促されたが
素直に従うJ.C.ではない。
両手を合わせて拝み倒した。

当店はカウンターでなければ魅力半減。
あとから来る常連のために
数席の余裕を残したい気持ちはよく判る。
だけど、こちらもはるばる多摩川を越えて来たのだ。
気持ちは通ってわれら二人、
コの字形カウンターのカドカドに陣を取ることができた。
ふ~ぅ、やれやれ。

=つづく=

「立呑み 龍馬」
 神奈川県横浜市神奈川区東神奈川1-12-5
 リーデンスフォート横浜2F
 045-453-3588