2020年4月1日水曜日

第2362話 自粛の証しの明石焼

緑のたぬきこと、小池の百合チャンが
不要不急の外出を控えるよう自粛を求めた先週末。
それほど重要じゃないけど、けして不要でもなく、
確かに不急ではある、案件をクリアするため、
午後になってから出掛けた。

行った先は板橋区・中板橋。
所用を済ませたのは15時ちょうどだ。
15時とくれば、古くはおやつの時間で晩酌にはまだ早い。
上野・浅草ならいざ知らず、都のはずれの板橋区では
昼から飲ませる店など、なかなか見つからない。
と思ったものの、気づいたら目の前にたこ焼き屋。
看板には「明石焼・焼そば専門店 はち」とあった。
軒先に下がる提灯にはAsahi のロゴもバッチリ。
しめしめ、渡りに舟と入店した。

「はち」は若い男女の切盛りだが夫婦なのかは判らない。
さっそく中ジョッキを通し、メニューに
”名物・明石焼 ふわふわ~とろとろ~”
と謳われたタイトルロールをお願いした。
たこ焼風明石というのもあるが、ここは明石焼専門店。
ラインナップはほかに、焼そば、そばめし、お好み焼、
牛すじ入りねぎ焼、いか焼、とん平焼。

「はち」を名乗るだけあり、明石焼(480円)は8個。
寿司下駄に載せられて登場した。
きざみ青ねぎとピンク紅しょうがが添えてある。
湯桶には心を込め作られたというだし汁。
そして三つ葉がちょっぴり投ぜられた小椀。

”明石焼の心得” がいくつかあった。
まずはそのままパクリとやれの、だし汁は必ず使えの、
通はネギ入りを通るべしだのと、いささか口やかましい。
まっ、従ったんだけどネ。

食べ終えて明石焼とはこういうものかと初めて知った。
食べたことがないわけじゃないが
一人前を一人で完食するのは初体験。
たこ焼きとはまったく異なる食後感である。

8個の明石ではもの足りなく、
生中のお替わりとともに、とん平焼(500円)を追加した。
”お初天神商店街生まれ 豚を平たく焼いたもの”
とメニューにある。
ふ~ん、そうだったのか―。

焼き上がったとん平は薄いピッツァのごとき様相。
うどん粉の生地に薄切り豚肉と溶き玉子。
上からマヨネーズ、中濃ソース、きざみねぎ。
おや? とん平は豚と玉子で粉ものじゃないハズだが・・・。
これは大阪の小姑・らびちゃんに訊かずばなるまい。
と、こう書いとけば、レンラクを取らずとも
あちらから回答が寄せられるであろうヨ。

都知事には申しわけなかったが自粛のアカシのアカシ焼。
そういうこって、ごめんネ、百合チャン

明石焼・焼そば専門店 はち」
 東京都板橋区中板橋20-9
 03-5944-1266