2024年9月12日木曜日

第3622話 団子のために 早仕掛け

東京の北東の玄関口、足立区・北千住。
飲食店探しに苦労のない土地柄だ。
此処に昭和27年創業の団子屋がある。
”槍かけ団子”の異名をとる「かどや」は
旧日光街道沿いの町はずれで今も営業中。

しかしながら本日紹介するのは他の店。
駅前通りを挟んで街道筋の反対側、
「だんごの美好 北千住店」である。

北千住店というからには
ほかにも店舗が散在し、
23区内にとどまらず、東京都下に加え、
神奈川・埼玉・千葉の各県にも展開している。

いつだったかな?
10年以上前に都下・国分寺で遭遇し、
びっくりした覚えがある。

昼過ぎには売り切れて閉店するため、
なかなか買うことができない。
今日は心しての早仕掛け、
11時前には出現した。

素焼き・いそべ・みたらし・こしあん・
レモンあんなどが揃う。
みたらし&こしあんを2本づつゲット。
ここの団子生地はとても好い。
上新粉と白玉粉のミックスだろうが
隠し味に砂糖も入っているようだ。

今一つの必買アイテムがしいたけ巻き。
煮しめたどんこの太巻きは
ハーフが1パックだけ売れ残っており、
これ幸いと購入した。

11時過ぎには飲み屋横丁の行きつけ、
「幸楽」のカウンターに到着。
11時開店だが、こんなに早い時間は初めて。
すべては「美好」の成せる業である。

刺身・天ぷら・もつ焼き、みなよろしく、
殊に白身の取り揃えがすばらしい。
大衆酒場とは思えぬほどに質が良い。

その日は、コチ・イトヨリ・イサキ。
白身魚をこよなく愛するJ.C.、
定番の鯛や平目もさることながら
稀少な鯒(こち)と鮍(かわはぎ)には
まったく目が無く、出逢ったら雀躍必至。

コチをドライの大瓶とともに通す。
あとは焼きとんのレバとシロをタレ。
シロは良く焼きにしてもらう。
ボール(焼酎ハイボール)に切り替えた。

コチ刺しに粉わさび&醤油は使わず、
紅葉おろし、刻みねぎ、ポン酢でいただく。
何とも美味なサカナくん。
今夜の晩酌には団子二兄弟が待っている。

 「だんごの三好 北千住店」
 東京都足立区千住1-20-9
 03-3882-6998

「幸楽」
 東京都足立区千住2-62
 03-3882-6456