2024年9月17日火曜日

第3625話 とんかつ屋 休みに当たり 町中華 (その1)

文京区・駒込にて所用を済ませ、
界隈でとんかつを食べようと思った。
真っ先に浮かんだのは目黒の老舗の暖簾分け、
「とんき」である。

調べてみたらビールが苦手な銘柄。
や~めた!
即断即決とはこのことだ。

滑り止めを探して見つけたのが
不忍通り沿いの「わらしっ子」。
動坂下の交差点から北に向かい、
「食事処 ときわ」のちょいと先。
上野松坂屋と早稲田を結ぶバスで
ひんぱんに通るため、
何度も目にしているが未訪だ。

行ってみたら定休日、しょうがねェなァ。
先日の三ノ輪の二の舞である。
あのときはとんかつにフラレて
日本そば屋の穴子皿になった。

さすれば近くの田端銀座、
通称タバギンにでも行こう。
歩き始めたら本駒込五丁目のバス停前で
町中華「珍華」に通りすがった。
こちらも認知はしているけど未訪。
き~めた!
本日2度目の即断即決なり。

ビールはキリンラガーの大瓶。
何のこたあない「とんき」と一緒。
何やってんだかなァ・・・
元の木阿弥とはこのことである。

観念してトクトクトクのグビ~ッ!
まっ、以前よりずいぶん、
飲みやすくなってはいるがネ。
にしてもここのところ
しょっちゅうキリンにブチ当たるな。

犬も歩けば棒に当たる。
J.C.も飲み歩けばキリンに当たる。
ってか?

一息ついて店内を見渡す。
厨房に老夫婦、
接客は倅(せがれ)だろう、3人体制だ。
メニューをつぶさに眺める。

半ドライカレー&ラーメン(930円)を
見つけて麺も半分でお願い。
半チャーハン、半チキンライスもあるなか、
町中華では滅多にお目に掛からない、
ドライカレーを試したかった。

=つづく=