2012年6月7日木曜日

第333話 寝転んで「現代」 (その1)

きのう・おとついの当ブログに関して
読者のA羽サンとS村サンから率直な質問をいただきました。
「動物園で動物は観ませんの? 飲むだけですの?」―
その疑問、ごもっともです。
もちろん観ますとも、動物は大好きですし、
アル中じゃありませんから。

気に入りはお山の上の東園より、池のほとりの西園。
水景を臨むのは気持ちがいいものである。
カバ・サイ・キツネザル・ペンギンなど、
好みの動物たちも西に多いしネ。
いずれ、Zooリポートをシリーズ化するつもりなので
アニマル好きの方はご期待ください。

週初の午後、カウチに寝そべって
2週間分の「週刊現代」を読む。
先週は忙しくて読むヒマがないどころか買うヒマもなく、
先の日曜に何とか間に合って手に入れ、
翌月曜には今週号を買い求めた次第なのだ。
週に2晩も徹夜すりゃ当たり前だわな。

まず先週の6月9日号。
同じ講談社の「FRIDAY」で
巻末グラビアを担当しているせいでもないが
やはり食べもの紹介のそのページを最初にのぞく。
俳優・梅沢富美男サンが紹介するのは鮨屋のばらちらし。
ほう~っ、旨そう!
でも、昼めしに3300円の出費はためらうなァ。
今をときめくうな重より高いもんねェ。

だが、これが夜だと許せちゃう。
ちらしのアタマを肴に酒が飲みたい。
要するにどんぶりを魚介盛合わせと見立ててれば、
けっして高くはないのである。
あとに残った酢めしのほうは
いくら・しいたけ・玉子の脇役トリオで食べられるし。

伊集院サンのコラム、「それがどうした」で
「T古久」の大女将が亡くなったことを知った。
「T古久」は湯島天神下のおでん屋「多古久」のこと。
自著「古き良き東京を食べる」でも紹介した。
ものはついで、その稿を転載してみたい。
少々長いが削るにしのびなく、がまんしてください。

ちなみに店紹介の冒頭に
〔 ★  風鈴 〕 の符号が付いている。
桜と風鈴はそれぞれイラストで描かれている。
それぞれの説明はかくのごとしであります。

★・・・・・とてもおいしい料理を提供するお店
・・・・・CPが高く東京の食文化の継承にも貢献しているお店
風鈴・・・古き良き東京の風情・情緒を今に残すお店

ときたところで以下次号。

=つづく=